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社内サーバをクラウド化するための課題、メリットとデメリットは

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社内サーバをクラウド化するための課題とは

新型コロナウイルス肺炎によるリモートワーク、在宅ワークについて追記しました。

寿命がきたサーバを新しいサーバへ入れ替える際に、お客様より「社内サーバのクラウド化」についてよくご質問を受けます。

クラウドシステムはみなさんもご存知の通り便利ではありますが、社内のシステムをクラウド化しようとすると、越えなければならない壁がいくつもあります。今回はそのメリット、デメリットを考察しクラウド化への課題を整理します。

社外からNASにアクセスする方法について別記事でまとめました。ご参考ください。

社外からNASの共有ファイルにアクセスする簡単な方法
在宅勤務・テレワークに必要なデータ共有を、NASの設定ソフトだけで簡単に利用可能な方法について、主要メーカーの紹介も踏まえて紹介します。

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新型コロナウイルス肺炎によるリモートワーク、在宅ワークについて

新縣コロナウイルスによる肺炎の世界的な影響でリモートワークや在宅勤務に関する質問、問い合わせが増えてきました。

リモートワークに必要なツールは「メール」「チャットツール」「TV会議」「ファイル共有のクラウド化」などありますがそのうち「ファイル共有のクラウド化」についてまとめました。

在宅ワーク導入時の検討のポイントは「操作性」「セキュリティ」「費用」

在宅勤務を導入するときに検討するポイントは「操作性」「セキュリティ」「費用」の3つ、それから「維持の手間のかからなさ(メンテナンスフリー)」も重要になります。安価で操作性が良くてセキュリティが高くさらに手間のかからないシステムは残念ながら存在しません。どのポイントを重視されますか?代表的な方法は以下の4つになります。

安価でお手軽だけど設定が難しくメンテナンスの手間もかかるオンラインストレージサービス

Dropbox, Google Drive, OneDrive(Office 365)など安価で(時には無料で)利用できるオンラインストレージサービスがあります。素晴らしいツールですよね。これらは個人で使う場合は十分だと思われますがビジネスで使う場合は検討しなくてはいけないことが非常に多くなります。

・(ファイル同期している場合、人数が増えれば増えるほど)ファイル同期のタイムラグが発生、時には同期が止まったりする
・人数が増えれば増えるほどファイル競合の発生しやすくなる
・Webアクセスだと操作性がいまいち、ファイル同期だと端末を紛失した場合の情報漏洩の心配

昔ながらのVPN設定を使って社内サーバにアクセスしてクラウドは利用しない方法

クラウドサービスは利用せずにルータに穴を空けて外部からアクセスする方法で社外から共有データにアクセスすることもできます。

・設定が難しい、専門業者に依頼する必要がある
・外部からの接続が出来ないケースがどうしても出てくる
・ユーザ操作が少しだけ煩雑になる。

操作性に優れているが費用が掛かる法人向けクラウドストレージサービス

社内からでも社外からでも従来とほぼ変わらない操作で共有ファイルにアクセスできます。

・社外からでも社内からでも従来と操作性がほぼ変わらない。
・月額課金なのでデータサイズによっては結構な費用が掛かります。
・そもそもその会社は信用できるのかどうか?

遠隔操作ソフトを使って社内のパソコンにアクセスする

Teamviewer, AnyDeskなどのリモートアクセスソフトを利用して社内のパソコンにアクセスして社内のパソコンから共有ファイルにアクセスして業務を行います。

・繋ぎたいときに社内のパソコンが稼働している必要があります。
・基本的に1台の接続に1台の社内パソコンが1台必要になります。
・個人利用の場合は無料利用できることが多いですが法人利用の場合は有償でそれなりの費用が掛かります。

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社内サーバの問題点

まず、現在社内サーバを使っている会社様が抱えているであろう問題点を挙げてみました。

  • 社内にサーバ管理が出来る程のITスキルを持った人間がいない
  • なんとか管理はしているが、他の仕事との兼務である
  • システムが増加しても、管理者は少人数のまま
  • サーバの台数が数台?数十台もある
  • 大きな災害(火事や地震等)への対策が心配

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クラウド化することによるメリット

以上の問題点を踏まえ、クラウド化によりどのようなメリットがあるか考えてみましょう。

  • 物理的なサーバの管理やトラブル対応から開放される
  • 社外からのアクセス(スマホやタブレット端末にも対応)
  • バックアップも完全自動化
  • 24時間365日連続稼動でデータセンターでしっかり管理されている
  • データセンターは耐震性などの対策が万全なので、データ消失の心配がない

やはり、一番のメリットは社内でサーバの管理をする必要がないということではないでしょうか。サーバが正常に動いているか気にする必要はありませんし、バックアップについても全てお任せになります。更に、地震などの災害が起こった際もデータの消失を心配する必要がありません。また柔軟にサービスの開始や停止を決断することが出来ます。

代表的なクラウドサービス
Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)
Microsoft office365
Google Cloud Storage
Dropbox

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クラウド化によるデメリット

一方でクラウド化による課題もあります。

社内業務を変える必要性

利用するツールが変わるということは使い慣れた社内業務を変更しなくてはいけない可能性があります。マニュアル等を準備し、スムーズな切替を目指しましょう。

セキュリティの課題

クラウドシステムは多くの人達で物理的なシステムを仮想化技術を利用して「共用」しています。大切な社内の機密情報をそういった共有システムに置くことに抵抗を持たれるお客様も少なくありません。
また、その他インターネットの攻撃を受ける可能性も社内サーバと比べ高くなります。対策は万全とは言え100%安全なセキュリティーを構築することは不可能です。

インターネット経由で利用する不安

クラウドは基本的にオープンなインターネット環境から利用されます。しかし、これは企業で利用されている社内システムでは受け入れられないことが多いと思います。対策としては、クラウドと企業の拠点をVPN網で接続する方法があります。

システム移行の課題

最後に立ちはだかる大きな壁がシステム移行です。既存のシステムをそのままクラウドに移行して、スムーズに使える様にするにはかなりの手間とお金が必要です。

長い目で見れば社内サーバの方が安価

クラウドサービスは年々安くなってはいますが、法人プランとなるとそれなりの料金がかかります。社内サーバは設置時に数十万規模のお金がかかる一方で、その後の費用は管理費のみとなり、長い目で見ればクラウドサーバより経費を安く抑えることができます。

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まとめ

このように、いくつもの課題がある社内サーバのクラウド化ですが、上手に活用すれば業務効率を大幅に改善することも可能です。導入時にはこれらの点に注意してご検討ください。
社内サーバのクラウド化でお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。御社に最適なサーバ環境をご提案させていただきます。

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