「テーブル」は、効率よくデータを集計する表を簡単に作成できる機能です。表をテーブルに設定すると、入力した数式や関数に「構造化参照」が適用されます。ここでは、構造化参照について理解していきましょう。
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通常のセル参照と構造化参照の違い
各店舗の4月〜6月までの売上平均を求める表で、通常の表とテーブルを利用した表を比較しています。テーブルの構造化参照では、「[]」(大カッコ)で囲まれた「指定子」で表の各部を示します。
通常のセル参照
=AVERAGE(B2:D2) セルB2〜D2までの平均値を求める。
通常のセル参照では、平均を求める各行の式ごとに、引数となるセル範囲を書き換える必要があります。
構造化参照によるセル参照
=AVERAGE(第1四半期[@[4月]:[6月]])
テーブル「第1四半期」の関数が入力されている行の「4月」から「6月」までの平均値を求めます。
テーブルとして書式設定された表では、一つのセルに式を入力しると同時に、残りのすべての行に関数が自動的に入力されます。
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構造化参照で使われる指定子の種類
構造化参照で使う「指定子」は、「[#すべて]」なら「関数を入力するテーブルの範囲すべて」というように、テーブル各部を言葉で指定するものです。
指定子 | 意 味 |
---|---|
[#すべて] | テーブル範囲のすべて? |
[#データ] | 見出しと集計を除いたデータ部分? |
[#見出し] | 見出し行の部分? |
[#集計] | 集計行の部分? |
[@] | 関数や数式が入力されている行 |
[見出し名] | 見出し名で示される列 |
[@見出し名] | 「@」と「見出し名」が交差するセル |
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