2019年4月1日、新元号「令和」が発表されました。これにより「平成」は2019年4月30日で終了となり、2019年5月1日からは新元号の「令和」がスタートします。
元号が変わるということは、私達が普段使っているパソコンや、ソフトに影響はないのでしょうか?そこで、5月1日の新元号適用までにシステム的にやっておくことをまとめました。
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まずはソフトの提供元からのニュースリリースを確認しましょう。
Windows7や8.1、10、Windows Server 2008、2012、2016、2019などのWindows OS
Windwos7以降のWindows、またWindows Server 2008以降のWindows Server OSは基本的にWindowsUpdateの自動更新を有効にしていればOKです。
マイクロソフトからWindowsに関して新元号に関するアナウンスが出ています。事情があってWindowsUpdate出来ない場合は個別にパッチを当てましょう。
4月26日新元号“令和”対応のWindowsパッチが配信開始されたようです。ただし自動では更新されないため手動更新が必要です。
Windows Vista以前、Windows Server 2003以前を使っている場合はプログラム更新されないため残念ながら元号が更新されないようです。その時に手動で対応する方法については以下の記事をご覧ください。
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Mac OS X
こちらの記事を編集している時点ではなんと公式の発表はまだないようです。
もともとOS本体に和暦が組み込まれておらず外部ツールを使っているためと推測されます。
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Microsoft Office製品(Word, Excel, PowerPoint, Outlook, Accessなど)
一番影響が大きそうなWord,Excel,PowerPoint,OutlookなどのOffice製品に関してもWindows同様にOfficeの更新をすればOKです。こちらも既に2018年秋からマイクロソフトから新元号に関するアナウンスが出ています。
リンク先にある通りOffice 2010, 2013, 2016, 2019をお使いでしたら基本的に何もしなくてもOffice製品のアップデートがされますので大丈夫ですが心配な方はWordやExcel, PoworPointを開いて確認してみましょう。
WordやExcel, PowerPointを開いて右上の「ファイル」から・・・
左メニュー「アカウント」をクリックすると製品情報が確認できます。こちらの「Office更新プログラム」を見ると「更新プログラムは自動的にダウンロードされインストールされます。」となっていれば問題ありません。
毎月のWindowsUpdateは第3週の水曜日が定例になっていますので4月17日以降にOfficeが更新されて上記のアナウンスに該当するプログラムが適用されたパソコンについては新元号が利用できるようになると思われます。
4月26日新元号“令和”対応のWindowsパッチが配信開始されたようです。ただし自動では更新されないため手動更新が必要です。
一方でOffice 2007以前を使っている場合はプログラム更新されないため残念ながら元号が更新されないようです。
Office 2007以前のバージョンを搭載したパソコンは2017年10月にすでにサポート期限が切れていますので特別な理由がない限り新しいパソコンへの切り替えをお勧めします。
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Filemaker
社内業務用に人気のあるFilemakerについてもFilemaker社からアナウンスが出ています。
Filemaker15以上のバージョンをお使いであれば時間の差はありますが新元号「令和」に対応してくれるようですね。
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弥生会計、勘定奉行などの会計ソフト
各社からアナウンスが出ていますのでこちらをご確認ください。
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筆まめ、筆ぐるめ、筆王など年賀状ソフト
普段和暦を使っていない方でも年賀状ソフトを使うときだけは和暦を使う、という方は多いですよね。こちらも各社からアナウンスが出ています。
>>筆王
筆王に関しては公式なアナウンスは出ていないようですが最新のVer23では新元号に対応しているようです。
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社内で業務システムを使っている場合は?
開発してくれた開発元に確認しましょう。現在対応してくれているはずです。。。もし自社開発の場合は・・・自分でどうにかしないといけませんね。
以下、システムのアーキテクチャによる簡単な切り分け判断方法です。
名前 | 対応 |
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Microsoft Accessの場合 | Office製品なので2010以降であればWindowsUpdateで対応可能 |
Microsoft SQL Serverの場合 | 製品には和暦情報を含んでいない、もし和暦表示が存在するならプログラム側で対応が必要 |
Oracle DBの場合 | 製品のアップデート対応が必要 |
Javaの場合 | バージョンによって多少違うが対応が必要 |
以上、簡単に新元号にどう対応したらよいかまとめました。ご参考ください。
※内容には十分に留意しておりますがご自身でも十分にお確かめください。