当サイトではアフィリエイト・アドセンス広告を掲載しています

パソコンの引っ越しで、Outlookのメール・アドレス帳をスムーズに移行する方法

パソコントラブル出張相談受付中! TEL:050-6877-6115

時間外はフォームから!

パソコンの引っ越しで、Outlookのメール・アドレス帳をスムーズに移行する方法

パソコンを交換するときには、古いPCからデータの移行や設定が必要です。

Outlookをお使いの場合はメールアカウントの種類によって、データ移行手続きの有無や方法に違いがあります。

移行が必要な場合には、Outlookの「インポート」「エクスポート」機能を使えば、スムーズなデータのやりとりが可能です。

この記事では、Outlookの機能を使ったデータ(メール・アドレス帳)の移行方法・手順について、図解入りで詳しく解説します。

※図解にはOutlook365を使用していますが、他のバージョンのOutlookでも同様の手順で問題ありません。

↓PCトラブルなど社内IT環境にお困りなら↓

モバイル用
Video広告

データ移行の必要は、POP・IMAPで違いあり

お使いのメールアカウントがPOP・IMAPのどちらかで、データ移行の有無が違います。

  • POP・・・旧パソコンからデータの移行が必要
  • IMAP・・・データ移行の必要なし

POP/IMAPの違いを調べる方法

お使いのアカウントがPOPかIMAPかを調べるには、Outlookを開き、画面左上[ファイル]を選択します。

次に画面上部[アカウント情報]を見ると、以下のとおり違いがあります。

Outlook POP IMAP

POPを利用している場合には、新旧パソコン間でデータの移行が必要です。

新しいパソコンにはOutlookのアカウント設定が必要

アカウント名やパスワード、メールサーバーのアドレスなど、データではなくアカウントの設定を移行する機能は、Outlookにはありません。

このためPOP・IMAPのどちらを利用している場合でも、新しいパソコンには手動でのアカウント設定が必要です。

設定の方法が不明な場合には、お使いのプロバイダーのヘルプを参照するか、システム管理者の方にお問い合わせください。

※レジストリのデータを保存・移行するなどの方法もありますが、この記事では割愛させていただきます。

署名データも新しいパソコンに移すことができます

署名データは通常は以下の場所にありますのでフォルダごと新しいパソコンに移行することができます。

Cドライブ⇒ユーザー⇒(ユーザー名)⇒AppData⇒Roaming⇒Microsoft⇒Signatures

※「AppData」というフォルダは隠しフォルダになっていて通常は見ることができません。以下のページを参考に隠しフォルダを表示させてください。

Windowsの隠しフォルダを表示する設定と解除の方法
「隠しフォルダ」とはあまり聞いたことがないかもしれませんが、Windowsの設定で元々ユーザーから見えないように隠されているファイルのことです。半透明のフォルダやファイルマークがあれば隠しファイルです。設定により変更は可能なので、随時隠しファイルの存在を確認してみるとよいでしょう。

↓PCトラブルなど社内IT環境にお困りなら↓

IMAPの場合:データ移行の必要なし

IMAPをご利用の場合、パソコンの引っ越し時にデータの移行は必要ありません。

新しいパソコンにメールアカウントを設定するだけで、以前のメールやアドレス帳を使うことができます。

IMAPではメールとアドレス帳のデータが、すべてメールサーバー上に保存されているためです。

↓PCトラブルなど社内IT環境にお困りなら↓

POPの場合:Outlookのデータ移行が必要

POPを利用していた場合、旧PCから新PCへデータ移行が必要です。

移行手順の概要は以下のとおりです。

  1. 旧パソコンからデータをエクスポート(保存・バックアップ)
  2. 新パソコンに、1.で保存したデータをインポート(取り込み)

以下にデータのエクスポート・インポートの手続きをご紹介します。

旧パソコンでのデータエクスポート方法

今まで使っていたパソコンから、データをOutlookデータファイル(.pstファイル)にエクスポート(保存)します。

手順としては、ウィザードを順に進めデータをバックアップする作業です。

メールデータが多数ある、あるいはサイズが大きい場合は、エクスポート処理に時間がかかります。作業時間の余裕を十分に見てください。

■作業手順

Outlookを開き、画面左上[ファイル]を選択します。

1.画面左側から[開く/エクスポート]を選択します。

2.[インポート/エクスポート]ボタンを押します。

Outlook画面で「開く/エクスポート」ボタンと「インポート/エクスポート」ボタンを四角で囲んでいる

[ファイルにエクスポート]を選択し、[次へ]ボタンを押します。

Outlook エクスポート 開始

[Outlook データ ファイル(.pst)]を選択し、[次へ]ボタンを押します。

Outlook エクスポート データファイル

「Outlookデータファイルのエクスポート」画面が表示されます。

Outlook エクスポート フォルダー

1.自分のメールアドレスが表示されている部分を選択します。

2.[サブフォルダーを含む]にチェックを入れます。

3.[次へ]ボタンを押し、次画面に進みます。

Outlook エクスポート ファイル名

[エクスポートファイル名]の画面が開きます。ここで、データの保存先を確認しておいてください。

何も変更していない場合の保存先は、以下のようになります。

C:\Users\<ユーザー名>\Documents\Outlook ファイル\backup.pst

保存場所を忘れそうなときは[参照]ボタンを押し、デスクトップなど分かりやすい場所へ保存しておくのがおすすめです。

保存先を確認したら[完了]ボタンを押します。

Outlook エクスポート パスワード

パスワードの追加(オプション)」画面が開きます。

  • エクスポートするファイルにパスワードを設定する場合は、2回同じパスワードを入力します。
  • パスワード設定の必要がない場合には、両方とも空欄のままで大丈夫です。

[OK]を押すと、指定した保存場所にファイルが作成されます。

メールデータの容量が大きい場合、ファイルの作成(バックアップ)が終わるまで数分~数十分の待ち時間があります。

この場合、エクスポート作業中の画面(フォルダが左から右に飛んでいる画面)が表示されます。この画面が消えたらエクスポートは終了です。

以上で、Outlookデータのエクスポートが完了しました。

ファイルの拡張子(末尾)が「.pst」となっているファイル(Outlookデータファイルまたは個人用フォルダファイル、.pstファイル)に、データがバックアップされます。

新パソコンでのデータインポート方法

新しいパソコンに、古いPCのOutlookデータを取り込みます。

■作業の準備

1.旧パソコンでエクスポートした.pstファイルを、新しいPCに移動しておきます。

USBメモリーやリンクケーブル、共有ドライブなどを使うと便利です。

.pstファイルの場所は、後の手順で必要となります。わかりやすい場所に置いておいてください。

2.インポート作業の前に、新パソコンにあらかじめメールアカウントの設定をおこないます。

※メールアカウント設定は、お使いの環境(プロバイダなど)によって手順や値が違います。各自ご確認の上、設定ください。

■データインポート作業の手順

エクスポート時と同様、ウィザードにしたがい進めていきます。

Outlookを開き、画面右上[ファイル]を選択します。

1.画面左側から[開く/エクスポート]を選択します。

2.[インポート/エクスポート]ボタンを押します。

Outlook画面で「開く/エクスポート」ボタンと「インポート/エクスポート」ボタンを四角で囲んでいる

[他のプログラムまたはファイルからのインポート]を選択し、[次へ]ボタンを押します。

Outlook インポート ファイル

[Outlook データ ファイル(.pst)]を選択し、[次へ]ボタンを押します。

Outlook データファイル インポート

[参照]ボタンを押して、古いパソコンから移動したデータファイルを選択し[次へ]ボタンを押します。

Outlook インポート データファイル 選択

[以下のフォルダーにアイテムをインポートする]が選択されていることを確認し、[完了]ボタンを押します。

Outlook インポート データファイル

これでOutlookデータのインポート手順は終わりです。メールボックスを開き、データが入っていることを確認してみてください。

  • エクスポート作業時にパスワードを設定した場合、途中でパスワードを求められます。インポート時に設定したパスワードを入力し、[次へ]ボタンを押します。
  • エクスポート時と同様、データファイルのサイズが大きい場合にはインポートにも時間がかかります。インポート中の画面(フォルダが飛んでいる画面)が消えたら作業終了です。

↓PCトラブルなど社内IT環境にお困りなら↓

参考:企業でのOutlookデータ移行(Exchange Server、Exchange Onlineの場合)

企業でのOutlookデータ移行について、少しご説明します。

原則的にデータ移行は必要なし

企業でPOPやIMAPではなくExchange Serverを利用している場合、原則的にはデータ移行の必要はありません。

IMAPと同様、Exchange Serverにメールなどのデータが保存されているためです。

またExchange Online(企業向けMicrosoft365を含む)をお使いの場合も送受信にExchange Serverを利用しているため、データ移行は不要となります。

手順については、システム管理者に問い合わせることを推奨

ただし企業によっては、ユーザー1人がメールサーバーに保存できるデータ容量(クォータ)に制限をもうけて運用している場合もあります。

そのためメールデータの一部をサーバーでなく、Outlookデータファイル(.pstファイル)として、ユーザーのPCに保存している場合もあるようです。

企業でExchangeサーバーをお使いの場合には、Outlookデータの移行手順をシステム管理者の方にお問い合わせいただくことをお勧めします。

↓PCトラブルなど社内IT環境にお困りなら↓

まとめ:Outlookのデータ移行はウィザードで簡単

パソコンを引っ越しするときの、Outlookのデータ移行手順について解説しました。

お使いのパソコンとメールサーバーのどちらにメールが保存されているかにより、データ移行の可否が決まります。

POPをご利用の場合にはデータ移行が必要ですが、手順はウィザードを使えば簡単です。

移行するデータの容量によってエクスポート・インポートの作業時間に大きく差が出ますので、時間に余裕を持って作業されることをおすすめします。

Outlookの様々な設定に関する記事

Outlookの様々な設定については、下記の記事をご参考ください。

Outlookで迷惑メールを除外し、フォルダーへ自動振り分けする設定
仕事でのメールはOutlookをお使いの方が多いと思いますが、迷惑メール対策の設定はされていますか?この設定、意外にやられていない方が多いので、もしご自分のOutlookで設定されていない場合はすぐに設定してください。迷惑メール以外にも受け...
Outlookメールを簡単に振り分け!「自動仕分けウィザード」の使いかた
Outlookの「受信トレイ」を整理するには、「仕分けルール」機能を使った自動処理がおすすめです。この記事では、仕分けルールを設定する「自動仕分けウィザード」の設定手順と、設定する前に決めておきたい項目について、画像入りで詳しく解説します。
1つのOutlookを複数人で共有して安全に使う方法について解説
「プロファイル」機能を使えば、Outlookを複数のユーザーで共有して利用できます。この記事ではOutlookに複数ユーザーを作成し、起動時にユーザーを選択可能にする方法について解説します。各ユーザーにパスワードを設定する方法についても、関連記事をご紹介します。
Outlookでメールの暗号化(SSL/TLS)設定を確認する方法
Outlookでのメールの暗号化設定(SSL/TLS)についてまとめました。 おそらく皆さんは意識せずにメールを使っていると思います。一昔前までは暗号化せずにメールの送受信(「平文(ひらぶん)」での通信)をしていたのが主流でした。もしかした...
【失敗しない!!】Windows Live MailからOutlookへデータを移行する方法
Windows Live MailにはOutlookにデータを移行するツールがついているのですがうまく動かないことが多くちょっと手間がかかりますがツールを使って確実に移行できる方法を書きましたので参考にしていただければと思います。
Windows Live Mailのアドレス帳をOutlookに完璧に移す方法
Windows7ではWindows Live Mailを使っていた方は多いと思いますがWindows10ではサポートされてません。 Windows10には「メール」というメーラーアプリが付属していますがあまり使い勝手はよくないので使っている...
Outlook起動時にパスワード入力画面を表示させ、メールを見られないようにする設定方法
Outlookを起動したときに、パスワード入力画面が表示されるようになる設定の手順を、図解入りで解説しています。Outlookでは通常、起動時に新着メールがすぐ開くため、セキュリティ上の心配があるのです。設定は10分もあれば終わります。
Outlookの仕分けルールを使いこなす!フォルダ分け以外の便利な活用方法5選
Outlookの仕分けルールには、フォルダ分け以外にもメール処理を自動化できる、便利な活用方法があります。この記事では送受信・通知など、5種類の活用方法と設定手順をご紹介します。一度だけ設定すればそれ以降は自動処理できます。ぜひ活用してみてください。
Outlook仕分けルール、エクスポート・インポートの手順とコツを解説
Outlookの仕分けルールのインポート・エクスポートにはコツがあり、手順によってはエラーが出る場合もあります。この記事では必要な準備を含め、仕分けルールのインポート・エクスポート手順、エラーからの回復方法を図解入りで詳しく解説します。
Outlookの予定表を便利に使ってみよう!共有の手順も解説
Outlookはメールの作成・送受信だけでなく、スケジュールの管理にも最適なツールです。この記事ではOutlook予定表の初歩的な使い方から、Outlook.comを使った他のメンバーとの予定共有方法、メール画面からの利用法について図解入りで解説します。

Outlookトラブルシューティングについては以下のページをご参考ください。

Outlookで起こる不具合の解決方法まとめ【Windows Update / Windows10】
アウトルックはとても便利なツールですが時に様々な不具合が起こることがあります。このページを参考に対応してみてください。

↓PCトラブルなど社内IT環境にお困りなら↓

どうしてもうまくいかない時は

インターネットで検索して色々な方法を試してみたけどうまくいかない…

うまくいかない人

とげおネットまで
お気軽にご相談ください!!

電話・メールフォームから
お問い合わせください!
▼ ▼ ▼

とげおネットでは
出張サポートにて
お力になれます!

土日祝日受付可能

電話 05068776155受付可能時間9:00~23:00

受付可能時間9:00~23:00 土日祝日受付可能

24時間受付WEBから相談する24時間受付WEBから相談する