Outlookをずっと使っていると調子が悪くなったりします。Outlookが重くなり、遅くなることがあります。
今回Outlookが重い時の対処方法を効果があった方法とあまり効果がなかった方法を解説いたします。
原因
Outlookが重くなる原因はいくつかあります。
パソコンが使用しているOfficeのバージョンがシステム要件を満たしていない場合や大きなpstファイルなどがある場合は、Outlookの操作を実行している場合、アプリが一時停止することや遅くなることがあるそうです。
またOutlookがフリーズしてしまったときの対処方法は、遅い時の対処方法と少し異なります。Outlookがフリーズしている状態の時は、以下の記事を参考にしてください。

やってみてもいいけどあまり効果がなかったこと
やってみてもいいけどあまり効果がなかった方法を紹介いたします。
①Windows/Officeのアップデート
②データファイルの修復
Windows/Officeのアップデート
1.Outlookはフリーズして開けない場合はWordやExcelなど別のWindows Officeを開きましょう。
2.ファイルタブを選択し、左一覧のアカウントをクリックします。
*上記画像は、Wordの例です。
3.アカウント画面に移ったら、更新オプションを選択します。
4.更新オプションの中から、今すぐ更新を選択します。
5.更新プログラムを確認する画面が表示されます。その後、ダウンロードが開始されます。次の「更新プログラムがインストールされました」が表示されるまで待機します。
6.「更新プログラムがインストールされました」が表示されたら、「閉じる」ボタンをクリックします。再びOutlookが開けるか試してみましょう。
データファイルの修復
この方法はとても時間がかかるので帰る前、寝る前、週末などにパソコンをつけっぱなしにして行うと良いと思います。
1.Outlookを終了して、次の表に該当するバージョンのファイル場所を参照します。
Outlookバージョン | パス |
---|---|
Outlook 2019 | C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16 |
Outlook 2016 | C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16 |
Outlook 2013 | C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Office15 |
Outlook 2010 | C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Office14 |
Outlook 2007 | C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Office12 |
*上記の画像はOutlook2016の場合です。
2.参照先の「SCANPST.EXE」を開きます。
3.Outlook受信トレイ修復ツールが起動するので、修復したいファイル名を指定します。「参照」ボタンを押してファイルの場所まで移動しましょう。
PC→ Windows(C:)→ ユーザー→ user(お使いのユーザ名)→ ドキュメント→ Outlookファイル
そこから修復したいpstファイルを選択しましょう。
4.pstファイルを指定したら、開始ボタンをクリックします。
5.修復が必要な場合、上記の画面が表示されます。念のため「修復する前にスキャンしたファイルのバックアップを作成する」にチェックを入れ、「修復」ボタンをクリックし、pstファイルを修復しましょう。
これで、pstファイルの修復は完了です。Outlookを再起動してみましょう。
やってみて効果があったこと
ここからは、具体的な解決方法について効果があった方法を解説していきます。全部で5つの方法があります。取り組みやすい順に並べましたが下に行くほど効果が大きいかもしれません。
①オプション付き起動で設定をリセットする
②RSSフィードを無効にする
③アドインを削除/無効にする
④データファイルを圧縮する
⑤データファイルを分ける
オプション付き起動で設定をリセットする
1.Windows左下のアイコン横にある「ここに入力して検索」に「ファイル名を指定して実行する」を入力し、Enterを押す。
2.ファイル名を指定して実行の画面が表示されたら、下記のように入力する。
Outlook.exe /safe
入力したら、「OK」ボタンをクリックする。
RSSフィードを無効にする
1.Outlookを起動し、タブから「ファイル」を選択する。
2.情報のページに移動するので、左の一覧から「オプション」を選択する。
3.Outlookのオプションが表示されるので、左の一覧の中から「詳細設定」を選択する。
4.「詳細設定」をスクロールすると、RSSフィードに関するチェックボックスが表示される。
「更新されたRSSフィードを新着アイテムとして表示する」
「RSSフィードをWindowsの共通フィードリストと同期させる」
上記2つのチェックボックスからチャックを外し、「OK」ボタンをクリックする。
アドインを削除/無効にする
1.Outlookを起動し、「ファイル」タブを選択する。
2.左の一覧から「オプション」を選択する。
3.Outlookのオプション画面が表示したら、左一覧から「アドイン」を選択する。
4.アドインの画面に移るので、画面下の「設定」ボタンをクリックする。
5.COMアドイン画面が表示されるので、アドイン一覧を削除する。
データファイルを圧縮する
1.Outlookを開いて、「ファイル」タブをクリックし情報画面に移動する。そのあと、アカウント情報の「アカウント設定」をクリックする。アカウント設定の一覧から一番上の「アカウント設定(A)」を選択する。
2.Outlookのアカウント設定画面が表示されることを確認する。
3.アカウント設定のタブの一覧から、「データファイル」のタブを選択する。選択すると、データファイルタブの下にコマンドが表示されるので、「設定」を選択する。
4.MicrosoftExchangeの画面が表示されることを確認する。
5.MicrosoftExchangeの詳細設定タブを選択し、Exchangeキャッシュモードの「Outlookデータファイルの設定(F)」のボタンをクリックする。
6.Outlookデータファイルの画面が表示されたら、「今すぐ圧縮」ボタンをクリックし、データファイルを小さくする。
データファイルを分ける
1.コントロールパネルを表示されたら、右上の表示カテゴリから、小さいアイコンを選択する。
2.小さいアイコンを選択し、表示が切り替わったら「Mail」を選択する。
3.メール設定Outlookの画面が表示されるので、真ん中の「データファイル(F)」のボタンをクリックする。
4.アカウント設定画面に移るので、タブから「データファイル」を選択します。そして、タブの下に表示されているコマンドの「追加」をクリックします。
5.Outlookのデータファイルを開くまたは作成するという画面が表示されるので、新しいpstファイルの名前を①の部分に入力し、OKボタンをクリックする。
6.アカウント設定の画面に戻り、先ほど新規で作成したpstファイル名が追加されていることを確認する。追加したpstファイルを選択し、コマンド一覧の中から「規定に設定(D)」をクリックする。
7.上記の画面が表示されるので、「OK」ボタンをクリックする。
まとめ
Outlookが重い時の対処方法を紹介いたしました。Outlookはずっと使っていると調子が悪くなります。日頃からアイテムの整理整頓をして、調子が悪くなったときは落ち着いて対処しましょう。自力でやるのは難しいという方は、電話03-6869-0595、もしくは問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。迅速・丁寧に対応させていただきます。
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