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サポート事例:突然アクセスできなくなったSynology NASの復旧作業

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Synology社のNASは多機能で便利なネットワークストレージですが、操作ミスやトラブルによってアクセス不能になることもあります。
今回のケースでは、利用者が突然共有フォルダにアクセスできなくなり、業務に支障が生じていました。

本記事では、問題発生の原因、復旧作業の具体例、さらにSynology NASのリセットモードについても詳しく解説します。

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現象:共有フォルダが見えなくなった

共有フォルダが見えなくなった

利用者からの問い合わせ内容は「突然、NASの共有フォルダが見えなくなり、業務が進まない」というものでした。
このようなケースは珍しくありませんが、NAS環境では迅速な対応が求められます。

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原因?として疑わしい操作: 電源ボタンを2回押してしまった可能性

ヒアリングの結果、利用者は「毎週末にNASの電源を落としているが、この日は月曜朝に電源を入れた際、誤って2回ボタンを押してしまったかもしれない」とのこと。
この操作がOS(DSM)の損傷を引き起こした可能性が高いと判断されました。

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リモート確認で判明した主な問題点4つ

リモート接続を通じた初期調査により、以下の4つの重要な問題点が確認できました。
それぞれの問題は連鎖的に影響を及ぼしており、共有フォルダへのアクセスを完全に阻害していました。

1.OS(DSM)が正常に起動できず、リブート要求ログを出力

OS(DSM)が正常に起動できず、リブート要求ログを出力

Synology NASの管理画面にアクセスを試みた際、システムが正常に起動しない状態でした。
具体的には、DSMが起動途中で停止し、「System failed to start [Storage Manager].」とのエラーメッセージ、すなわち「リブート要求」のログが記録されていたのです。

このようなログはOS自体のファイルが破損している場合や、起動プロセス中に致命的なエラーが発生した際に表示されることが多いもの。
システムがリブートを繰り返している間、ネットワーク上でNASを認識できても、実際のデータへのアクセスはできない状態が続いていました。

2.必要なサービス(SMB Service)がエラーで共有機能が停止

必要なサービス(SMB Service)がエラーで共有機能が停止

NASの共有フォルダ機能を支える「SMB Service」がエラーを起こしており、フォルダの共有やファイルのやり取りが完全に停止していました。「ストレージの異常が発生したため、このパッケージを実行できません。詳しくはストレージマネージャを参照してください」と表示されて実行できませんでした。
このサービスが停止すると、クライアントPCや他のデバイスから共有フォルダが認識されなくなります。

ログには、サービス起動時に予期しないエラーが発生している記録が表示されていました。
この種のエラーは、DSMの設定ファイルやサービス構成の破損が原因であることが多く、OSリセットが必要なケースもあります。

3.「ストレージマネージャ」と「FileStation」のエラーでHDDや共有データの状況が不明

「ストレージマネージャ」と「FileStation」のエラーでHDDや共有データの状況が不明

ストレージの状態やデータアクセスを管理する「ストレージマネージャ」と「FileStation」もエラーを起こしていました。共有ファイルを確認しようにも「作業に失敗しました。再度DSMへログインして再試行してください」と表示されファイル一覧が表示できません。
特に「ストレージマネージャ」ではHDDの状態が確認できず、正常動作しているかどうかの判断がつかない状況でした。

NAS内の共有データを閲覧する画面が完全に起動しない

一方、「FileStation」では、NAS内の共有データを閲覧する画面が完全に起動せず、データの有無すら確認できない状態。
この状態は、NAS全体の機能が深刻に損傷していることを示しています。

4.HyperBackupによるバックアップデータの保全状況

HyperBackupによるバックアップデータの保全状況

一方で幸運にも、HyperBackupを利用したバックアップデータを確認することが出来ました。
このバックアップにより、万が一のデータ損失を防ぐ手段が確保されていたことは非常に大きな安心材料です。

HyperBackupは定期的なバックアップを自動化するツールであり、特にトラブルが発生した際にデータ復旧の最後の砦となります。
このケースでも、万が一のシステム初期化が必要な場合、データは復旧可能であることが確認できました。

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参考:エンジニアによる具体的な復旧作業例

リモートでの確認後はエンジニアが現地を訪問し、以下のような手順で復旧作業を進めました。

管理画面でのOSリセット試行

まずは、DSM管理画面からのOSリセットを試行。
しかし、リブート要求状態にあるため、管理画面が正常に機能せず、この方法では解決に至りませんでした。

物理的リセットスイッチの使用

次に、Synology NAS本体のリセットスイッチを使用してOSをリセット。
この操作により、システムは工場出荷状態に戻り、破損していた設定が初期化されました。

リセット後の共有データと各パッケージの復旧確認

リセット後、共有データやパッケージが正常に動作していることを確認。
「SMB Service」が再び稼働を開始し、共有フォルダ機能が復元されました。

HDDの正常動作とOS損傷の特定(電源ボタンの2回押しが原因)

「ストレージマネージャ」でHDDの状態を確認したところ、HDD自体には問題がないことが判明。
今回の障害は、主に電源ボタンの2回押しによるOS(DSM)の損傷が原因であったことが特定されました。

サーバー名、ネットワーク設定、アクセスユーザー設定の再構築

OSリセットに伴い初期化された設定を再構築。
これには、サーバー名やネットワーク接続の設定、ユーザーアクセス権限の復元が含まれます。

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    Synology NASの復旧作業サポートまとめ

    今回の事例では、物理的リセットスイッチを利用したOSリセットにより、共有フォルダや設定が半日程度で無事復元できました。
    また、HyperBackupによる定期的なバックアップがデータ保全に大いに役立つ結果となっています。

    Synology NASを安全に運用するためにも、リセットモードの活用方法やバックアップの重要性を再確認することをおすすめします。
    トラブルの際は、ぜひ「とげおネット」にご相談ください。

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