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バックアップとRAIDの違いとは?社内データを守る方法【パソコン,NAS,サーバ】

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バックアップとRAIDの違いとは?社内データを守る方法【パソコン,NAS,サーバ】

突然ですが、RAID」と「バックアップ」の違い、分かりますか?

どうしてこんな質問をするかというと、「RAID」を「バックアップ」と勘違いされている方が結構いらっしゃるからです。加えて、「RAID」には、「RAID0」や「RAID1」データを書き込む方式がいくつもあって素人には解りづらいですよね。そのあたりの事についても簡単に解説するので、このページでRAIDとバックアップの違いをしっかりと理解してください。

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そもそも「RAID」とは何か?

そもそも「RAID」とは何か?
RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks、レイド)は、複数台のハードディスクを組み合わせることで、仮想的な1台のハードディスクとして運用し冗長性を向上させる技術」とウィキペディアには書いてあります。要するにハードディスクの耐障害性を高める為の技術です。

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なぜ「RAID」の技術が必要なのか?

RAIDはそもそもサーバ用に開発された技術です。サーバやNASは24時間365日稼動し続けなければなりません。なぜか?

例えば、銀行のシステムサーバが止まってしまったどうでしょう?ATMなど全ての銀行業務がストップし、お金のやり取りが出来なくなってしまいます。これは社会にあたえるインパクトはとてもデカいです。数年前、みずほ銀行のシステム障害が起こった時も大きなニュースになりました。

もちろん、サーバというのは複数台で稼働しているものなので、予備のシステムサーバもありますが、基本的にサーバは止まることが許されません。1度スタートしたら動き続けなければなりません。そのために開発された技術が「RAID」というわけです。

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「RAID」の特徴・メリットとデメリット

「RAID」は複数のHDDにデータを分散して保存する仕組みです。そのため、1台のHDDが故障したとしてもデータは保存されています。一般的に、「RAID」は最新のデータを残しておくのに適していると言われています。更に、1〜2台の故障が起こっても別のハードディスクは動き続けてくれるので、ハードディスク全体として止まる可能性が非常に低くなります。

RAIDの種類

RAIDには書き込む方式によっていくつか種類があります。中小企業で社内サーバやNASなどを設置する場合の代表的なRAID方式はこちらです。

  1. RAID0… 2台のHDDにデータを書き込む。どちらかのHDDが故障したら動作停止
  2. RAID1… 2台のHDDに全く同じデータを書き込む。どちらかが故障でもシステム稼働
  3. RAID5… 3台以上のHDDにデータを書き込む。1台の故障でもシステム稼働
  4. RAID6… 3台以上のHDDにデータを書き込む。2台の故障でもシステム稼働

ただし、操作を間違ってデータを削除したときの復旧は「RAID」では不可能です。間違って消したファイルは、ミラーリング先でも同じように消えているからです。そのような場合はバックアップの方が有効です。

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「バックアップ」の特徴・メリットとデメリット

バックアップというのは、稼働中のシステム(社内サーバやNAS)のデータを別のハードディスクにコピーして保存することです。全く別の機器に保存するため、データを安全に保管できますし、持ち運びも可能になります。

ただ、バックアップをとった時点までのデータしか保存出来ないという欠点もあります。たとえば、毎日深夜1時に自動バックアップが走るようにしておくとします。翌日の午後5時にシステム障害が起こりデータが消えてしまったとすると、深夜1時〜午後5時までのデータは消えてしまうということです。

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    「RAID」と「バックアップ」を組み合わせて、社内サーバ(NAS)のデータを守る!!

    上記で解説した通り、「RAID」と「バックアップ」はそれぞれに長所があり、お互いの短所を補う機能があります。「RAID」と「バックアップ」、2つの機能を上手く組合わせることにより、より強固なデータ管理システムを構築することが可能です。

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    【実例】RAIDとバックアップを組み合わせたNASの設置

    RAIDとバックアップを組み合わせたNAS構築の実例
    過去に弊社でNASの設置サポートをした時もRAIDとバックアップを組み合わせて設定しました。購入した商品は以下の通りです。

    ※このNASはHDDは別売りです。以下のNAS専用HDDを使いました。

    WD40EFAX [WD Red(4TB 3.5インチ SATA 6G 5400rpm 256MB)]
    ウエスタンデジタル(Western Digital)

    ※停電対策でUPSも同時購入しています。

    NASには「RAID5」で、4台のHDDに分散してデータを書き込み3台分の実容量として使い、そのデータを外付けハードディスクに差分バックアップする設定をしました。バックアップにも、「フルバックアップ」「増分バックアップ」「差分バックアップ」など色々な方式があります。これらをRAIDと組み合わせることによって、より安全なバックアップシステムを構築することができます。

    とげおネットではこのような「社内データ管理の仕組みを構築するサービス」も行っております。お気軽にご相談ください。

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