新規お客様のサポート(NASの入れ替え、データ移行、VPNの設定）

2023.05.30

先日、社内環境調査（詳しくはこちらをご覧ください）を行った会社へ再度サポート訪問。今回はNASの入れ替え作業とVPNの設定がメインの作業となりました。

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NASの入れ替え(移行)設定作業
VPN設定サポート
今回のサポートの総評
どうしてもうまくいかない時は

NASの入れ替え(移行)設定作業

新しいNASに共有フォルダを作成し、ユーザ作成と各フォルダへのアクセス権設定、リモートアクセスの設定、バックアップの設定と仮データ移行を行いました。データ移行完了後に差分となるデータのコピーを行い、IPとサーバ名を従来のNASと同じものに変更し、新しいNASとの入れ替えが終了しました。

NASで有効にしている機能は以下の通りです。

RAIDモードは1（ミラーリング）を選択。
社員用のアカウントと共有アカウントを作成。
バックアップは外付けHDDに週2回、5世代取るように設定。
社外からの共有ファイルへのアクセスを有効にする。

NAS入替え(データ移行)の準備（１日目）

新規NASの設定。以下、設定内容

管理者パスワード変更
仮のIPアドレスを設定
仮サーバネームの設定
ファームウェアを最新版にアップデート
RAID1の設定
グループ/ユーザ作成(アクセス権限の設定も行う)
共有フォルダ作成と設定
仮バックアップの設定（空の状態で初期バックアップ）
バックアップ用ユーザ作成
仮データ移行（移行本番日に当日の差分を最終バックアップ）

新しいNASへのデータ移行(２日目)

前日に仕掛けておいた仮データ移行が1/3しか進んでいなかったため、本格的な移行作業は、翌日あらためてやることになってしまいました。NASのネットワークケーブルを新しい規格のケーブルに変更し、転送スピードを上げる。

NAS入替え・移行作業本番設定（３日目）

ケーブルを変更したおかげで無事にデータ移行が終了。３日目にして本格的にNASの入替え作業を行うことになりました。以下、作業内容となります。

当日の差分データの移行
旧筐体の切り離し
仮IPアドレスをを新しいNASに設定
本サーバ名の設定
Scanフォルダの設定、テストスキャンの実行と確認
バックアップスケジュール設定（毎日、10世代履歴管理）
新筐体の本設置
動作確認後に撤収作業

NAS入れ替え、データ移行の設定サポートまとめ

当初、準備日を含め２日間で終わる予定でしたが、データ移行に時間がかかり３日間での作業となりました。データ移行を行う前に、ケーブルの規格は確認していましたが、まさかここまで時間がかかるとは予想していませんでした。次回からの改善点とします。入れ替えた新しいNASは正常に動作してくれましたので、作業自体は無事に終わりました。

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VPN設定サポート

既存のVPNルータにVPN設定を行いました。基本的な設定は以下の通りです。

DHCPサーバは有効に設定
社外からの接続のためDDNS機能を有効にしNASのIPへのアクセスを有効にする

VPN設定準備作業

DDNS機能有効化のためファームウェアアップデート
VPNからの接続先VLANの選択方法
ルータのファイアーウォールの設定方法を確認
UPnPポートマップ一覧の確認

VPN設定本番作業

ルータVR-S1000ファームウェアを最新バージョンに更新
DDNS機能の有効化
L2TP/IPsec設定
VPNの接続確認（弊社端末{Windows7,MacOSX 10.11, iPhone, Android}にて、VPN設定・接続を確認)

VPN設定サポートまとめ

VPNの設定に関してはスムーズに終了しました。ただ、MacからVPNへの接続が出来ずにかなり時間を要しましたが、結局はルータのファームウェアを最新のバージョンにアップデートすることで解決しました。接続確認作業をする際に、各端末で設定画面のスクリーンショットを撮り、後日お客様にお配りする「VPN接続マニュアル」に反映しました。

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今回のサポートの総評

NASの入れ替え・データ移行作業が３日間になってしまったこと以外は順調に終わったと思います。今後のサポート内容としては、バックアップが正常に行われるかどうか定期的に確認し、全体的なフォローをすることです。また、データ管理体制の見直しや、セキュリティーについてもサポートしていく予定です。
これから長いおつき合いになれるよう全力でサポートしていきます。