WindowsとMacが混在する環境で最適なファイル共有の方法

WindowsとmacOS、それらが共同する環境である会社は少なくは無いと思われますが、両OSのファイル共有で、大変な経験をされた方も多いのではないでしょうか。

その事情には両OSの機能について、歴史的な経緯がありました。

Windows/macOSの仕様とその互換性や、対応NASについてを解説いたします。

メーカごとにちょっとづつ違いがありNASに求める条件によって選ぶべき機種が異なってきます。どのような機種を選定すればよいのか準備はどうすればよいのか、とげおネットにご相談いただければ適したNASをご提案することが出来ます。お気軽に電話やフォームでお問い合わせください。

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WindowsとmacOSのファイル共有特性について

WindowsとmacOSのファイル共有特性について

WindowsとmacOSの「ファイル共有」の歴史は、それぞれ別々の道をたどってきました。

Windowsにて標準的に使用されるファイル共有プロトコルはSMB(Server Message Block)が主流です。

macOSもようやく「Windowsに渋々対応するように」SMBへの対応が進められるようになってきました。

同じく、NAS(Network Attached Storage)についても、SMBプロトコルを使用して、ストレージの管理やデータの送受信をすることが殆どです。

なお、SMBプロトコルにはバージョン1,2,3のバリエーションが存在しています。

NASも、メーカーやモデルによって、対応するSMBプロトコルのバージョンが違うのです。

Windowsにおいては、元よりSMBプロトコルを利用した共有ファイル送受信が行われてきましたが、macOSではAFP(Apple Filing Protocol)が利用されてきました。

やがて、お互いのファイル共有プロトコルの仕様の取り込みが行われ、ようやく、Windows/macOS間でのファイル送受信が可能となった歴史があります。

その両OS間で架け橋となったプロトコルは、SMBが主流となりました。

ですが未だに、両OSにて、制約や特性がいくつか存在するのも事実なのです。

Windowsのファイル共有

Windowsにおいては、SMBバージョン1,2,3を経てきたことから、長い歴史があるのですが、現在では、SMB1.0は標準で使用できなくなりました。

SMB1.0には、重大な脆弱性があることがわかり、その脆弱性を利用した、ウィルスや攻撃が世界的に蔓延したのです。

かの有名なランサムウェア、Wannacryは、SMB1.0の弱点を正確に突き「セキュリティの甘い各PCを次々と暗号化し、身代金を要求する」という悪行をまき散らしていきました。

その流れからMicrosoftは、アップデートの中でSMB1.0の使用禁止を行うことになりました。

現在のWindows10などのOSについては、SMB1.0は原則で使用禁止となっています。

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macOSのファイル共有

macOSのファイル共有プロトコルは、5年ほど前までは、AFPが主流でした。

現在では、度々の不具合が発生しつつも、徐々にSMBプロトコルへの対応が行われるようになりました。

現在のmacOSでは、AFPプロトコルのサポートが基本的に終了しています。

しかし、OS X 10.15 CatalinaではSMBプロトコルに対する、各機能について不具合が多く、その対応が待たれる状況となっております。

逆に、OS X 10.13 High Sierra以前のバージョンだと、SMB接続にて不具合が発生することも低頻度の割合で報告されているようです。

2020年春の時点で両OSにて共用できるNASを導入するのであれば、OSX10.14 Mojaveの利用を推奨したい処です。

Windows/MacOS対応のNAS

Windows/MacOS対応のNAS

両OSへおすすめしたいNASは、SMBプロトコルと、MacOSへの対応状況が明るいことが第一要件となっています。

下記、おすすめのNASをピックアップしてみました。

両OSに対応可能なNASをピックアップ

NASにおいて、いつも一番手に名乗りを挙げるのは、BuffaloのLinkstaion, Terastationシリーズです。

BUFFALO TeraStation TS5210DNシリーズ 2ドライブ 4TB TS5210DN0402
バッファロー
■対応OS(Win):Windows 10/8.1/7、Server 2012 R2/2012/

ライバルであるI-O DATAのLAN DISKとともに、お求めやすい価格で、Windows/macOS対応のNASを続々とリリースしています。

I-O DATA NAS 4TB デュアルコアCPU 2.5GbE マルチギガビット ミラーリング(RAID 1) スマホ タブレット クラウド連携 日本製 3年保証 HDL2-AAX4/E
アイ・オー・データ
[特長] マルチギガビット&デュアルコアCPUの 超高速NAS(2ドライブ)

常に最新のネットワークドライブシステムを手がけている、Synology社のNASもすすめです。

Synology社はSSD向けにRAID F1を開発しています。

RAID F1とは、RAID5構成のSSDへの書き込みを更に分散させることで、SSDの耐障害性を向上させたシステムとなっています。

NASを導入する上での注意点

いくら安価なNASを導入したいとはいえ、危険なのは、NASソフトウェアのテストや動作検証が満足にされていないメーカーを選んでしまうことです。

特にmacOSとの互換性については、新参メーカーであったり、リリース前に十分な動作検証をしていないメーカーなどは、度々の不具合が発生することもあります。

例えば過去、masOSとQNAP NASにて「ファイル閲覧不可」という事象を確認しています。

こういった場合、Firmwareのアップデートを待たなくてはならない事態となりますが、メーカーの中には「アップデータの開発が遅い」最悪「開発が終了してしまった」こともあり、多大な時間と労力が要される可能性があります。

以上のことから、メーカーや機種選びには、慎重になることを推奨したいです。

NASの中には、OSにWindows Serverを採用し、メーカーソフトウェアをミドルウェアとして搭載している構成もあります。

近年のWindows Serverは、macOSとの互換性にも明るくなっており、OSX10.14 Mojaveであれば安心してお使いいただけるはずです。

まとめ

WindowsとMacOSが混在する環境で最適なNASを導入するにはどういったことを検討すればよいかまとめました。実際の導入に当たってはその他の観点も大切になりますので以下の記事もご参考ください。

中小企業で使うNAS、共有サーバの種類と選び方 | 必要な機能,おすすめ製品
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