みなさんの会社ではデータのバックアップはどのようにやっているでしょうか?
PCのHDDはいつ故障するか予想できないので、大切なデータは確実にバックアップしておきたいものです。このページでは、重要なデータ消失の危険性を回避し、データを完全に保護するバックアップ方法について解説いたします。
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正確なバックアップ方法が分からない?
私は仕事柄、色んな会社へ訪問しますが、しっかりとバックアップを設定している会社は意外と少ないです。例えば、社員一人ひとりに時間を見つけて外付けHDDにバックアップをしてもらっいるケースや、そもそもバックアップなんて一度もやったことありませんよ…という会社まで様々です。
こういった会社に共通するのは、そもそも社内データの管理方法について詳しく理解している人がいないため、バックアップ自体も「どうやればいいか分からない」というのが実情だと思います。
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社内データを守る=会社を守る
IT化が急速に進んだことで、大企業だけでなく中小企業も「業務データの紛失や流出への対策」を考えなくてはならない状況となりました。言うまでもなく、会社のデータ(機密情報)は会社の命であり、情報漏洩による企業へのダメージは計り知れないものがあります。金銭面だけでなく、企業イメージや信頼にも大きな影響があるため、情報漏えい対策は「企業そのものを守ること」にもつながっていきます。
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社内のデータを完全に保護する「バックアップ方法」
■パソコンのバックアップ
NAS(ネットワークディスク)か社内サーバを設置し、各社員ごとのフォルダを作成。その中にユーザーデータを定期的に保存します。ユーザーデータ内にはデスクトップ、お気にい入り、ダウンロードファイル、メールデータ等、そのパソコンの基本情報が全て入っています。
■スマートフォンのバックアップ
バックアップデータはパソコンのユーザーデータと同様に、NASか社内サーバ内の専用フォルダに保存しておきましょう。最近ではクラウドにバックアップする機能も用意されていますので上手く活用してください(ただしパケット代には注意)
■NAS(ネットワークHDD)のバックアップ
NASのHDD構成をRAID1,5,6にする
必ず2台以上のHDDで「RAID1(ミラーリング)」か、「RAID5」「RAID6」で構築します。
NASのデータを外付けHDDに差分バックアップ!!
NAS内の共有データはバックアップ用の外付けHDD内に保存します。バックアップ方法は、最初はフルバックアップを行い、その後は差分バックアップを毎日深夜に実行するように設定しておきます。これにより、NASの中には前日までのデータが保存されることになります。
■社内サーバのバックアップ
サーバのバックアップはNASのバックアップに比べると少し複雑になってきます。
社内サーバのHDD構成はRAID1かRAID5,6
HDDの構成ですが、データ容量が少ない場合はRAID1でも問題ありませんが、4TBを超えるようなデータ容量になってくると、RAID5やRAID6で構成しなければなりません。将来のデータ量を見越してサーバの購入時にはどのRAID構成でいくか考える必要があります。
完全バックアップ+増分バックアップ+差分バックアップ
NAS同様、サーバのデータも外付けHDDにバックアップします。バックアップの方法については「完全バックアップ」「増分バックアップ」「差分バックアップ」の3つ方法があり、目的に応じてこの3つを組み合わせてバックアップを構成します。
完全バックアップ | 文字通り全てのデータをバックアップする。単体で復元可能だが、バックアップする時間もデータ量も多くなる。 |
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増分バックアップ | 最新のバックアップからの変更点のみを記録。削除されたファイルは残る。バックアップする時間は短いが、復元には全ての増分バックアップが必要となる。 |
差分バックアップ | 完全バックアップからの変更点を全て記録。削除されたファイルも消える。バックアップに時間がかかり、バックアップファイル容量も大きくなる。 |
専用のバックアップソフトを使って設定
通常はLinux(リナックス)のコマンドでスクリプトを書いてバックアップをまわしていますが、それ以上の機能となると専用のバックアップソフトが便利です。バックアップファイルを世代ごとに管理できるので、復元したい日付を指定するだけで、その日の状態に戻すなんてことも簡単にできます。
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地震や火事などの災害から社内データを守る!!
万が一、東日本大震災のような大きな災害に見舞われれば、オフィスそのものが大きなダメージを受ける可能性も十分あります。そのような時のために、データを「遠隔地」や「クラウド」へバックアップしておくことをオススメいたします。
遠隔地レプリケーション
遠隔地レプリケーションとは、サーバを別の場所(支店や、有料のデータセンター等)に設置し、メインサーバーのデータを深夜などの時間帯にバックアップするという方法です。基本的にメインサーバと同じ構成のサーバを設置するので、通常と比べると費用が2倍かかります。
クラウドへバックアップする
遠隔地レプリケーションは費用面で難しいという会社は、クラウドストレージへのバックアップをオススメします。Dropbox BusinessやG-Suite by Google Clouldなどの有料プランを契約してもらう必要はありますが、初期費用はかなり抑えられます。
クラウドバックアップ用のパソコンを1台用意して、共有フォルダのデータをパソコンのHDDにバックアップします。次に、そのデータとクラウド上のフォルダとを同期させることで自動バックアップが完成します。
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社内データのバックアップ方法・まとめ
- NAS(ネットワークディスク)か社内サーバを設置する
- HDD構成はRAIDで構築し、システムの冗長化をはかる
- NAS、社内サーバのデータを外付けHDDに自動バックアップ設定
- 必要に応じて、遠隔地やクラウドにもデータをバックアップ
弊社では、お客様の目的や予算に応じて、ハードや設定をカスタマイズし、最適なNAS・社内サーバの新規設置(入替え)作業をサポートしております。NASや社内サーバの導入について不安点や疑問点がありましたら、お気軽にご相談ください。
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