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UPSは電力を供給してくれるだけの装置じゃない?誤解している人が多いUPSの機能と役割について解説!

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UPSの機能と役割

突発的に発生する停電から大切な機器を守ってくれるのがUPS(Uninterruptible Power Systems:無停電電源装置)です。

かつては大規模サーバーを運用している企業ぐらいしか導入していませんでしたが、東日本大震災を機に高機能化や低価格が進み、中小企業向けや個人向けのモデルも数多くラインナップされるようになりました。

しかし、多くのユーザに導入されるようになった結果、UPS本来の用途や役割を勘違いしたまま使われているケースも見受けられます。

この記事でUPSの使い方や用途についてよくある「勘違い」を知り、UPSの正しい活用方法を把握して頂ければ幸いです。

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UPSに関する勘違い①:停電時でも長い時間電源を供給できる

UPSにはバッテリーが搭載されているため、停電が発生してコンセントから電気が供給されなくなっても、電源の代わりとして活用できます。

しかし、UPSが電源の代わりとして使えるのはあくまでも一時的であり、バッテリーは数時間も持ちません。ましてや24時間持たせ続けるなんてことは、100%無理だと思ってください。

軽油やガソリンを供給すれば発電し続けられる「発電機」とは違い、UPSはコンセントから電気が供給されないと徐々にバッテリー残量が減っていきます。

UPSは、停電時にサーバーなどの重要機器を安全にシャットダウンするまでの「時間稼ぎ」ができる機器だと考えれば理解しやすいでしょう。

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UPSに関する勘違い②:UPSへ機器を接続していれば何も設定しなくていい

UPSの役割として、接続している機器類を安全にシャットダウンする時間稼ぎをする機器だと紹介しましたが、ほとんどのUPSには接続機器と連動して自動でシャットダウンしてくれる機能が搭載されています。

停電を検知してUPSがバッテリーへ切り替わったタイミングで機器類をシャットダウンする命令を出すため、夜間の不在時や、UPSへ接続されている機器が多くても安全にシャットダウンできるのがメリットです。

しかし、この機能はUPS本体や接続されている機器側で設定をしなければ作動しません。

UPSへ繋げている機器なら全自動でシャットダウンするわけではないので注意が必要です。

自動シャットダウン設定は、UPSに付属するソフトウェアのインストールが必要になりますが、一度設定すれば柔軟なシャットダウン設定が可能となります。

うまく活用できれば、突然の停電発生時でも大切な機器やデータを守れるので、積極的に活用しましょう。

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UPSに関する勘違い③:UPSが電力品質を完全に保証してくれているから安心

停電発生時でも一時的な電源として使えるUPSですが、本来は「接続されている機器を保護する」のが役割です。

そのためUPSには、電力品質を安定させるさまざまな保護機能が搭載されています。

  • 不安定な電圧を補正する
  • 瞬断(瞬停:瞬間停電)への対応

しかし、保護機能の有無や性能は、UPSメーカーや製品グレードによって大きく異なります。すべてのUPSが同じスペックを持ち、同じ機能が搭載されているわけではないので注意しましょう。

先述の「電圧調整」や「瞬断」の対策となるUPSの保護機能について、もう少し詳しく解説します。

不安定な電圧を補正する

パソコンやサーバーなどの電子機器は、コンセントから供給される電気の電圧が不安定だと故障リスクが高くなります。

最悪の場合、基板(マザーボード)やストレージが壊れてしまって機器が再起不能となるケースも少なくありません。

機器をUPSへ接続していれば、コンセントから供給される電気の電圧をUPSが正常範囲内へ調整してくれるのです。

補正機能によって調整できる入力電圧の幅はUPSの種類によって異なりますが、おおむね82V~123Vの範囲で調整してくれるものが一般的です。

これはあくまでも電圧の上下が激しいときの一時的な保護機能であり、頻回に電圧補正が発生してしまうとUPS自体が壊れてしまう場合があります。

電圧が不安定な状況が長期間続くようであれば、コンセントや電気設備自体の問題が考えられるため、その際は電気工事業者へ点検を依頼しましょう。

瞬断(瞬停:瞬間停電)への対応

瞬断(瞬停)とは、天候不良や電気設備が原因となって一瞬だけ建物内の電気供給がストップする現象です。

大雨が降っていて落雷があったときなど、部屋の照明がパッと消えたと思ったらすぐ点いたりする現象も瞬断なので、誰もが経験あるかもしれません。

照明などの家電は、瞬断が発生しても大きな影響はありません。

しかし、デスクトップPCやサーバー機器、データを保存しているNASなどは瞬断が発生すると本体の電源ごと落ちてしまいます。これは機器にとって電源ケーブルをいきなり抜いたのと同じことです。

最悪の場合だとPCやNAS内のハードディスクが破損する、基板が壊れてしまうなど、機器にとって良いことは一つもありません。

重要機器をUPSへ接続しておけば、瞬断が発生しても機器へのダメージを回避できるでしょう。

UPSの保護機能もピンキリなので注意

ここまでUPSの保護機能を紹介しましたが、先述のとおりすべてのUPSが同じ機能を持っているわけではありません。

UPSの種類やグレードによって、性能や保護機能もピンキリである点に注意しましょう。

UPSのメーカーサイトでは、用途に合ったUPSを選定するツールを公開しています。

UPSの選定ツール

参考:オムロン

必要とする電源容量やバックアップ時間、接続インターフェースなどからUPS製品を検索できるので、どの機種を選べばいいか迷ったときにはおすすめです。

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UPSに関する勘違い④:UPSは設置後のメンテナンス不要

UPSは「正常に動いていれば特段メンテナンスしなくても大丈夫」というわけではありません。

UPSには鉛でできたバッテリーが搭載されており、このバッテリーは年月が経過すると徐々に劣化して性能が落ちていきます。

バッテリーが劣化すると、停電時に接続機器へ電気を供給できる時間が短くなってしまうので、バッテリーは定期的に交換が必要です。

メーカーや機種によっても異なりますが、長寿命品のバッテリーであっても概ね2~5年に1回程度はバッテリー交換が必要となります。

バッテリーの劣化状態を自分で見極めるのは難しいですが、UPS自体が自動でセルフチェックを行い、バッテリー交換時期をブザー音やメールでお知らせしてくれる機種もあります。

バッテリーが交換できるかどうか、そしてバッテリー交換時期を教えてくれる機能が搭載されているかは、メーカーサイトや取扱説明書などをチェックしてみましょう。

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UPSの給電方式

UPSにはいくつかの給電方式があり、小型のUPSで主流となっている給電方式は3種類です。ここではUPSの給電方式を紹介します。

常時インバータ給電方式(オンライン方式)

常時インバータ給電方式(オンラインUPS)は、機器への電力供給を常にインバータ(直流の電流を交流へ変換する回路)で行う方式です。

電圧の変動や瞬断が発生しても機器への電力供給が停止されないので、高い安定性を誇る給電方式といえます。

常時インバータ電源方式

3種類の給電方式の中では最も高性能だといえますが、その分、この方式を採用しているUPSは高額になりやすいです。

常時インバータ給電方式を採用しているUPS製品の一例を紹介します。

常時商用給電方式(オフライン方式)

常時商用給電方式(オフライン方式)は、通常時は商用コンセントからの電源をそのまま機器へ供給し、停電時のみバッテリーとインバータを動作させる方式です。

常時商用電源方式

停電時にはバッテリーとインバータの切替が発生するため瞬断が起きますが、安価な製品が多いのでコストを重視する小規模オフィスや家庭用としておすすめします。

常時商用給電方式を採用したUPS製品の一例は、下記を参考にしてください。

ラインインタラクティブ方式

ラインインタラクティブ方式は、先述した常時インバータ方式と常時商用電源方式の中間に位置する方式です。

ラインインタラクティブ電源方式

商用コンセントが問題なければそのまま機器へ電源が供給されますが、電圧変動が激しくなると電圧補正機能(AVR)が作動し、機器へ安定した電圧を供給できるのが大きな特徴といえます。

高機能でありながら比較的安価な製品も多く、サーバやNASなどの機器へ接続するUPSとしてもおすすめです。

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    まとめ

    UPSは、いつ起こるか分からない停電や電源トラブルから大切な機器を守ってくれます。

    しかし、機能や役割を勘違いしてしまっているとUPS本来の性能を発揮できず、電源トラブルから守れずデータが消失するといった最悪の事態に繋がりかねません。

    UPSもパソコンと同様に”消耗品”であること、バッテリー交換などの定期的なメンテナンスも必要であることを理解し、UPSを正しく活用するようにしましょう。

    UPSの機種選定や活用方法についてお困りの点がありましたら、お気軽にとげおネットまでご相談ください。

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