パソコンを起動するたびに時刻が数分から数時間ズレていたり、日付が過去に戻っていたりした経験はありませんか。
パソコンの時刻ズレは表示上だけの問題ではなく、ウェブサイトへのログインエラーやメール送受信への悪影響、ソフトウェアが正しく動かないなどのトラブルにも繋がりかねません。
今回は、Windowsパソコンによくある時刻ずれの原因と対処法を解説します。
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パソコンの時刻がずれるときの対処法
それではパソコンの時刻がずれるときにチェックすべき部分や対処法を確認しましょう。
まずはパソコンの時刻設定を確認
まずはWindowsパソコンの時刻設定を行っている「日付と時刻」の設定画面で、以下の項目を確認してみてください。「日付と時刻」の設定画面は、タスクトレイの時計表示を右クリック➔「日時を調整する」から開けます。

「時刻を自動的に設定する」にチェックが入っているか

チェックが入っていなければオンにしてください。
タイムゾーンが正しく設定されているか
日本国内で使っているパソコンであれば、通常だとタイムゾーンは「(UTC+09:00) 大阪、札幌、東京」に設定されています。

海外のタイムゾーンが選択されていないかチェックしてみてください。
「今すぐ同期」を実行してみる
インターネットに接続されているパソコンであれば、「今すぐ同期」を実行してみましょう。自動的にインターネット上の時刻サーバーと同期し、時刻ずれを修正してくれます。

実行しても時刻ずれが直らない、もしくは同期エラーが表示される場合はインターネット接続状況も確認してみてください。
ただし、ドメインに参加しているパソコンや、社内ネットワークや特殊な環境で使用しているパソコンだと、通常とは異なる時刻設定の場合もありますので注意しましょう。
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パソコンを起動するたびに時刻が大きくずれている場合
ここまでパソコンの設定によって時刻がずれている場合の対処法を紹介しました。
しかし、これらの設定変更をしても時刻がずれてしまう場合や、一旦は直ってもパソコンを起動するたびに時刻が大きくずれるのであれば、別の原因である可能性が高いです。
パソコン内部にあるCMOS電池(ボタン電池)が消耗している
パソコン内部には、電源が切れている間も時刻を記憶するCMOS電池(ボタン電池)が搭載されています。この電池が正常な状態であれば、パソコンの電源を切っても時刻ずれは起きません。

しかし、CMOS電池が消耗しているパソコンではシャットダウンすると時刻がリセットされてしまうので、パソコンを起動するたびに時刻が大きくずれたり、数年前の日付に戻ったりしてしまうのです。
CMOS電池(ボタン電池)は交換できる?
一般的にCMOS電池の寿命は数年程度であり、長期間使用しているパソコンだと自然に消耗していきますので、時刻ずれが頻繁に起きるのであれば交換を試してみるのもいいでしょう。
CMOS電池自体は市販されているもの(主にCR2032)が多いですが、パソコンのモデルやメーカーによって特殊な電池が使われている場合があります。不安であれば、現在マザーボードに搭載されているCMOS電池と同じ型番のものを準備してください。
デスクトップパソコンは簡単に交換できる
デスクトップパソコンであれば、CMOS電池は比較的簡単に交換できます。パソコンのカバーを外し、マザーボード上にあるCMOS電池を取り外して新しいものに入れ替えるだけで完了です。

CMOS電池を交換する前は必ずパソコンの電源を切り、電源ケーブルを抜いてから交換するようにしてください。
ノートパソコンや一体型パソコンは無理に分解しないほうが安全
ノートパソコンや一体型パソコンもマザーボード上にCMOS電池が取り付けられていますが、これらのパソコンのCMOS電池を交換するのはあまりおすすめできません。
デスクトップパソコンと比べてこれらのパソコンは内部が狭く、分解の工程も複雑です。パソコンの分解作業に慣れていないと、無理に開けようとしてパソコンのカバーが割れたり、デリケートな基盤部分に触れたりして、パソコン自体が壊れる可能性があります。
パソコンの内部を触ることによって感電や故障のリスクもあるので、自信が無い場合はメーカーサポートを依頼する、もしくは当店へご相談ください。
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パソコンの時刻がずれるとどんな影響がある?
そもそもパソコンの時刻がずれていると、どんな影響があるのでしょうか。具体例をご紹介します。
ウェブサイトやオンラインサービスにログインできないことがある
パソコンの時刻がずれていると、特定のウェブサイトやオンラインサービスのログイン時に認証エラーとなってログインできないことがあります。特に以下のサービスは、時計ずれによってログインできない事例が多数報告されているので要注意です。
・銀行のネットバンキング
・オンラインミーティングツール(Zoom、Microsoft Teams、Slackなど)
・オンラインストレージ(Dropbox・Google Driveなど)
・ECショッピングサイト(Amazon・楽天市場など)
・動画配信サービス(NetFlix・Huluなど)
突然これらのウェブサイトやオンラインサービスが使えなくなった場合、原因の一つとしてパソコンの時刻ずれを疑ってみてください。
ソフトやアプリが正しく動かない
時刻ずれが起きると、パソコンの時刻が正しい前提で動いているソフトやアプリにも悪影響が出ることも。代表例をいくつかご紹介します。
メールソフト(Microsoft Outlook、Thunderbirdなど)
パソコンの時刻がずれているとメールの送信日時が未来や過去になってしまったり、メールの受信順がバラバラになってしまい、スレッド表示が崩れる場合があります。
メールが届いているはずなのに古いメール扱いになると、送信相手とのトラブルに繋がるリスクもあるため、たかが時刻がずれているだけだと甘く見ないほうがいいでしょう。
セキュリティソフト(Microsoft Defender、Norton 360など)
パソコン用のセキュリティソフトの場合、時刻がずれているとウイルス定義更新に失敗してしまい、いつまでもウイルス定義が古いままとなります。時刻ずれを長期間放置してしまうとそれだけセキュリティリスクも高まるので、早めの改善が必要です。
バックアップソフト
バックアップソフトを使って日常的に重要なデータのバックアップを取っている場合、パソコンの時刻がずれているとバックアップに失敗するケースがあります。
決まった時間にスケジューリングしている場合や、増分バックアップの設定にしていると、時刻ずれによって正しくバックアップが保存されません。
ファイルの更新日時がおかしくなる
パソコンの時刻ずれは、ファイルの更新日時もおかしくなってしまいます。直近で編集したファイルの更新日時がバラバラだったり、ファイルの並び順がおかしくなることで混乱を招きます。
メールが迷惑メール扱いされることがある
パソコンの時刻ずれが引き起こすトラブルで意外なものとしては、送信したメールが相手側で迷惑メール扱いにされるといったものです。
OutlookやThunderbirdなどでメールを送る際、数時間から数日単位でパソコンの時刻がずれていると未来の日付や過去の日時で送信されてしまい、相手側のメールサーバーで「日時がおかしい」と判定され、迷惑メールとして処理されてしまいます。
特にビジネスにおいては「メールを送ったけど相手に届かない」といったトラブルは信用問題にもなりかねません。メールが届かない原因不明のトラブルに遭遇したら、パソコンの時刻ずれも疑ってみましょう。
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まとめ:パソコンの時刻が毎回ずれるなら設定と本体のCMOS電池を疑ってみる
パソコンの時刻ずれは「少し時計が狂っているだけ」と思いがちですが、さまざまなオンラインサービスにログインできなくなったり、メールがうまく届かなかったりなど、意外とトラブルの原因になります。まずはWindowsの設定画面から時刻やタイムゾーンを確認し、時刻同期を試してみてください。
それでも毎回ずれてしまう場合は、パソコン内部のCMOS電池が消耗している可能性が高いです。特に長く使っているパソコンならCMOS電池交換で改善することも多いので、気づいた時点で早めに対処することをおすすめします。
自分で対応するのが難しい場合は、ぜひ当店へご相談ください。






