私が言うまでもなく会社(パソコン)のデータをバックアップすることはとても大切なことです。多くの会社がバックアップの重要性は理解しているものの、「正しいバックアップの方法(やり方)」が分からず各社員に任せていたり、ほぼやっていないケースもあるようです。
そこで、こちらのページでは最低限「これだけやっておけば会社のデータを守れる!!」というバックアップ方法をご紹介します。
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社員各自でパソコンのデータをバックアップする
RAID1の外付けHDDにバックアップする
社員各自で会社パソコンのデータをバックアップする場合は、RAID1というミラーリング機能が搭載された外付けHDDを使います。RAID1というのは、2つHDDにデータを二重に書きこむミラーリングという機能で、片方のドライブが故障しても、もう一方のドライブでデータは保存される仕組みになっています。RAID機能の詳細についてはコチラのページをご覧ください。
【おすすめ】バックアップ用外付けHDD(RAID1機能搭載)
大容量のデスクトップRAIDストレージ。冗長性を確保するために、搭載されている2つのドライブにデータをミラーリングするRAID1構成が可能。USB 3.1 Gen 1/3.0/2.0対応。
2TB,4TB,6TB,8TBとデータ容量に応じてタイプを選べる。RAID1機能搭載。「Secure Lock+Guard」という専用ソフトでデータを暗号化し、ウイルスや不正侵入からアクセスできない仕組みになっている。
バックアップするデータはPCのユーザーデータ
パソコンのCドライブをまるごとバックアップしてもいいのですが、出来るだけバックアップするデータ量を抑えるため、ユーザーデータのみをバックアップします。
ユーザーデータの中には、「お気に入り」「デスクトップ」「ダウンロード」「ドキュメント」「ピクチャー」「ビデオ」「ミュージック」など、基本的なデータが全て入っています。このデータがあれば、他のパソコンに現在お使いの環境を復元することも可能です。
【ユーザーデータの場所】
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会社全体のデータをバックアップする
RAID1(RAID5,6)のNASにデータを保存しバックアップする
会社全体のデータをバックアップする場合は、NAS(ネットワークディスク)にデータを集約して、そのデータを外付けHDDにバックアップします。NASはRAID1、全体のデータ量が大きくなる場合はRAID5か6でHDDを構成します。RAID1の場合は2台、RAID5,6の場合は3台以上の内蔵HDDが必要になります。以下、おすすめのNASをご紹介いたします。
【おすすめ】社内データ管理用NAS(RAID1,5,6搭載)
- BUFFALO TeraStation TS3210DN0202 2TB(1TB×2)
- BUFFALO TeraStation TS3210DN0802 8TB(4TB×2)
- BUFFALO TeraStation TS3410DN1604 16TB(4TB×4)
国内メーカーの中でも有名なバッファローのテラステーションシリーズです。1番目と2番目は2ベイ(内蔵HDDが2個)のRAID1(ミラーリング)でデータを二重化して保存します。3番目の商品は4ベイ(内蔵HDDが4台)でRAID5/6の構成が可能。その他に、3年保証、障害からの復旧サポート、ウィルスチェック機能、セキュリティー機能など様々な機能とサポートが受けられる。
- I-O DATA LAN DISK “HDL4-X/TMシリーズ”
- I-O DATA LAN DISK “HDL6-Hシリーズ”
- I-O DATA LAN DISK “HDL-Z4WQDシリーズ”
こちらのNASは、本体にトレンドマイクロ社の「Trend Micro NAS Security」があらかじめインストールされているため、社内へのウィルス感染被害を最小限にすることができます。拡張性にも優れており、新規導入に最適なスタンダードモデル。本体・HDDを含めた3年保証。
6基のHDDを内蔵し、ハードディスク故障時のデータ損失リスクを大幅に低減する仮想ファイルシステム「拡張ボリューム」を採用。RAIDシステムと違い、ファイルをブロック単位で分割しないため、書き込み速度が速く、復元も簡単。システムの冗長性も高く安全なデータ管理が可能。「Trend Micro NAS Security」の追加オプション有り。
OSにWindows Storage Server 2016 Workgroup Editionを採用。Active Directory連携しユーザー情報の管理や、権限の設定が可能。セキュリティ機能が強化されたSMB3.1.1、マルウェア対策ソフトWindows Defenderが標準で利用できます。Windowsサーバー環境下でおすすめのNASです。
■ Synology DiskStation DS218j
デュアルコア搭載の多機能2ベイNASキット。RAID1に対応。他社製品と比べ、同時アクセス時の処理能力が高く、動作が格段に速い!!と評判です。さらに、付属のアプリで様々な機能を追加することができます。スマートフォンからのアクセスはもちろん、VPNを構築して社外からNASにアクセスすることも可能。DropboxやGoogleドライブなどのクラウドストレージとの同期にも対応。
■ Synology DiskStation DS414 slim
2.5インチHDDを4台搭載することができ、RAID5,6に対応。ファイルサーバとしてだけでなく、メディアサーバや、メールサーバ、DHCPサーバなどに使え、SOHOレベルなら、これ1台でサーバ機能を全て補えるくらいの能力があります。RADIUSサーバーを立てて、セキュリティーレベルの高い社内ネットワークを構築することも可能です。
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バックアップの設定方法
NASのバックアップは管理画面から行う【差分バックアップ】
具体的なバックアップの方法ですが、NASの場合はNASの管理画面からバックアップの設定をします。おすすめのバックアップ方法ですが、「フルバックアップ+上書き差分バックアップ」です。最初に全てのデータを完全バックアップして、その後は毎日深夜に差分バックアップするという具合です。
無料で使える!!おすすめのバックアップ(フリー)ソフト
NASの管理画面以外でバックアップを設定する場合は、バックアップソフトを使います。バックアップソフトを使うメリットは、より複雑なバックアップの設定ができることです。バックアップソフトが付属されている商品もありますが、フリーソフトでも高機能なモノがあるので紹介します。
■ BunBackup
初級者から上級者まで幅広いユーザーに使われている定番のバックアップソフトです。世代管理機能があるので、日付を指定すれば過去にさかのぼってその日のデータを確認することができます。その他にも、指定時刻の自動バックアップ、ログの記録、上書き警告、圧縮保存、暗号化など多機能です。
■ Backup
バックアップ元とバックアップ先を指定するだけでの簡単設定でミラーリングが可能。本当に最低限のバックアップだけでいいという人向けのお手軽フリーソフトです。複雑なバックアップは必要ないという方はこちらのソフトをおすすめします。
■ BackupF2F
BunBackupと同様にシンプルで使いやすいインターフェイスながら、様々な機能を搭載しているバックアップソフト。コマンドラインも用意されていて使い勝手が良い。さらにエラー発生時の処理も設定できるので、やり損ねが少ない。ただし、ネットワーク経由でのデータバックアップには非対応。
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知識のない方がゼロから設定するのは正直難しい…
ここまで長々とバックアップについて書いてきましたが、正直、知識の無い方がゼロから法人向けのバックアップシステムを構築するのは至難の業です。個人のパソコンレベルでしたら何とかなるかもしれませんが、会社のデータを安全に確実にバックアップするにはそれなりの知識と経験が必要になってきます。
弊社では、数多くの企業様のNASや社内サーバの設置実績があり、もちろんその全てでバックアップの設定もしております。現在、会社のデータのバックアップでお悩みの方は是非一度ご相談ください。御社に最適なバックアップシステムを構築させていただきます。
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どうしてもうまくいかない時は
インターネットで検索して色々な方法を試してみたけどうまくいかない…
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