ドメインの移行、移管したらトラブった!どこがいけない?トラブル考察

引っ越しをした瞬間に、メールが使えなくなった

自社のメールやサーバを、これまでの契約から他のレンタルサーバ等に引っ越した際、最も気を付けるべきは、ドメインの管理です。

ドメインとは、メールでは [ *****@companyname.co.jp ] 等の「companyname.co.jp」の部分、サイトでは [ https://comapnyname.co.jp ] 等の「companyname.co.jp」の部分を指します。

このドメインはインターネットの世界ではとても重要な役割をもっており、いわば「インターネットの世界の、住所」と言っても過言ではありません。

そちらを管理する国内レジストラ企業は複数あり、お名前.com、ムームードメイン、さくらインターネット、エックスドメインなどが有名処です。

ですが、ドメイン移管について問題が発生しうるのは、十中八九「レジストラ企業の責」ではなく「新旧レンタルサーバの設定上の問題」であることは意識しておきたいものです。

今回はそのドメイン移管を行った際に発生しうるトラブルのケースとその対処方法について、解説いたします。

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レンタルサーバを変えたらサイトやメールが使えなくなった

レンタルサーバを変えたらサイトやメールが使えなくなった

契約変更やサーバ拡張等のために、レンタルサーバを鞍替えするというのは、どの会社においても「良くある話」です。

処が、レンタルサーバ間の引っ越しをした際「引っ越しをした瞬間に」「引っ越しをした数週間・週カ月後に」接続できなくなった、という場合があります。

これは、ケースバイケースの要因によって発生している事象なのですが、ここでは「よくあるケース」を解説いたします。

引っ越しをした瞬間に、サイトが使えなくなった

引っ越しをした瞬間に、サイトが使えなくなった

これはいくつかのパターンが存在しますが、その殆どが、HTTPサービス等の設定上の問題です。

レンタルサーバと一口に言ってみても、サーバの種類やOS、利用可能スクリプト、設定に至るまで、事細かに調整をする必要があります。

レンタルサーバの設定項には「装飾ドメインなし」のサイトURLもありますので、そちらで正常に動作出来ているか、確認してみましょう。

なお、確認すべき項目を列挙してみました。

  • HTTPプロトコルとHTTPSプロトコルは間違っていないか?
  • 新旧レンタルサーバでの、コンテンツのディレクトリ位置は間違っていないか?
  • 新旧レンタルサーバでの、PHPやCGI/Parl、HTML、SQL等の対応バージョンに差異がないか?
  • 新レンタルサーバでの、サーバ仕様に制限が設けられていないか?(パーミッションや禁止スクリプトなど)

引っ越しをした瞬間に、メールが使えなくなった

引っ越しをした瞬間に、メールが使えなくなった

レンタルサーバ上では、そもそも、メールアカウントの仕様がそれぞれ違っていたりします。

クライアントでのメーラーの設定は、受信プロトコル(POP3/IMAP等)送信プロトコル(SMTP等)が存在します。

例えば、旧レンタルサーバ上では「pop3.companyname.co.jp」に対して、アカウントとパスワードを求められるものでしたが、新サーバにおいては「pop3.sv5.rentserver.com」になっていた、などと、設定の違いがあることもよくある話です。

メールトラブルの場合、どちらかというと、メーラーの設定(Webメーラー然り)が適合していない可能性が高いので、そちらの設定を調整していくことになります。

なお、確認すべき項目を列挙してみました。

  • クライアントメーラーの設定上、受信/送信プロトコルが適合しているか?
  • 受信用の宛先と、送信用の宛先は、間違っていないか?
  • POP before SMTPの設定ではないか?
  • SMTP-AUTHの設定ではないか?(レンタルサーバが25番ポートブロックとなっていないか?)

POP before SMTPとは、メールの送信時に「メールを受信して、認証しておく」ことで、送信者が正統であることを確認する機構です。

SMTP-AUTHとは「SMTPのメール送信時にも、認証機能を設けておく」機構のことです。

25番ポートブロックとは、通常の送信プロトコル(25番ポート)を廃し、認証機構が備わった587番ポートを使用することをメーラーに強要させます。

上記の説明で察しの良い方は、もうお気づきかもしれませんが、送信プロトコル(SMTP)は、通常は「認証なしで、誰でも自由自在にメールが送信できる」厄介なプロトコルです。

これは、レンタルサーバ業者が「悪意のあるスパムメールを、送信させないようにするため」の措置なのです。

一昔前からこのような措置は施されておりましたが、レンタルサーバ移転などの手続きの中で、未だに混乱されやすい要因となっています。

引っ越しをした数週間・週カ月後に、サイト/メールが使えなくなった

引っ越しをした数週間・週カ月後に、サイト/メールが使えなくなった

これは、新旧レンタルサーバの引継ぎが完璧では無かった、という前提から始まります。

旧レンタルサーバの機能を、新レンタルサーバ移行後も意識せず使っており、旧レンタルサーバのサービス契約が終了した際に、発生することが多いのです。

これの場合、サーバ引っ越しの際に、旧レンタルサーバの移行計画をきちんと立てていないと、防ぎようがありません。

確認すべき内容については「ドメイン移行後のDNSレコード等が正しいものか」「メーラーや、サイトツールの宛先が、旧レンタルサーバ向けの設定のままではないか」等が挙げられます。

また、Office365やG Suite等の、クラウドツールへの移行を実施した際、どうしても、アプリ等(メーラーやツールなど)はクラウド上にあります。

普段はそれらをブラウザにてアクセスし、使用するのが楽なのですが、これまで使ってきた業務用メーラーやツールを継続して使用することもあるでしょう。

Office365もG Suiteも「メーラーへのメール転送」や「各種ツール対応」など、汎用性が高いクラウドサービスなのですが、それぞれの企業ポリシーによって設計されているため、ひと癖ある設定が必要になることも、否めない事実です。

そちらの設定を、ヘルプや公開ドキュメントなどを用いて、適切に設定していくしかないでしょう。

「それでもわからない!」という場合は、とげおネットにぜひお問合せください!!

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