
Windows11の初期化・再インストールの方法が知りたい

Windows11を工場出荷時の状態に戻したい

Windows11の初期化・再インストールできないんだけど?

パソコンを売却する際に安全に初期化したい

Windows11の初期化と再インストールの違いは?
Windows11のパソコンを使っていると、下記のようなケースで初期化・再インストールが必要な場合があります。
- Windows11がどうやっても起動しなくなった
- パソコンの動作が重くなり、不具合も多くなった
- ウイルスが感染した
- 個人情報などを復元できないように消去してから、パソコンを処分・売却・譲渡したい
- ログインパスワードを忘れてログインできなくなった
初期化・再インストールには複数の方法があり、自分の場合に最適な方法を知りたいですよね。
この記事では、Windows11の初期化・再インストールや上書インストールなどのインストールに関する基礎知識や、【目的別】で最適な方法の解説、スクショ図解入りの具体的な初期化・再インストール手順などをわかりやすく説明します。
さらに、Windows11の初期化・再インストール時のQ&Aや初期化後にやることも紹介します。
この記事を読むと、自身の場合に最適なWindows11の初期化・再インストール方法がわかります。
この記事で解説しているWindows11の初期化・再インストールの目的別6つのケースから選ぶと、スムーズに迷わずに実行できるでしょう。
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Windows11の初期化・再インストールとは?
Windows11に不調や不具合が発生したり、起動しなくなった場合、パソコンを処分・売却・譲渡する際に、初期化や再インストールが必要になることがあります。
Windows11の初期化・再インストールには、ユーザーのデータや設定、ソフト・アプリを残したり、消去したり、データや設定などを復元できないようにドライブのクリーニングをおこない完全に消去したりするなど、目的に応じて複数の方法が存在します。
初期化と再インストールの違い
初期化と再インストールは同じようなニュアンスとして使われることも多いですが、どのように違うのでしょうか?
初期化や再インストール以外にも同じような意味で使われる「上書きインストール」や「クリーンインストール」、「工場出荷時に戻す」などの言葉もよく使われます。
初期化と・再インストールが必要な場合は、この記事で紹介している【目的別】で場合分けしておこなうのがわかりやすいでしょう。
下記の解説で初期化と再インストールの違いが明確になるでしょう。
初期化(リセット)とは?
PCを工場出荷時の状態、またはそれに近い状態に戻します。
個人データや設定、インストールしたアプリなどを削除し、システムファイルを再構成します。
比較的手軽に行え、Windows自体に問題がない場合や、不要なデータを削除して PC を整理したい場合に向いています。
再インストールとは?
PCのストレージ(HDDやSSD)を完全にフォーマットし、Windows 11 を一からインストールし直す方法です。
Windows システム自体に問題がある場合や、よりクリーンな環境を構築したい場合、または PC を譲渡・売却する際などに適しています。
初期化よりも手間と時間がかかりますが、より根本的な問題解決や、完全にまっさらな状態からの再スタートが可能です。
上書きインストール (修復インストール)
Windows11が不調になった場合などに、パソコン内の個人用のデータや設定を残したままインストールしたい場合に適しています。
クリーンインストール
個人用のデータやソフト・アプリ、設定も残さず消去する場合や、複製できないように完全に消去する場合のインストール方法として使われます。
工場出荷時に戻す
メーカー製のパソコンを初期化する場合に使わることが多い表現です。
工場出荷時の設定やプレインストールされているアプリなども残る場合もあります。
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Windwos11の初期化・再インストール前の準備と注意点
Windows 11 の初期化・再インストール前の準備と注意点についてご説明します。
始める前にしっかりと準備をしておくことで、トラブルを未然に防ぎ、スムーズに作業を進められます。
Windows11の初期化・再インストール前の準備5つ
下記では、Windows11の初期化・再インストール前の準備5つを解説します。
- データのバックアップ
初期化・再インストールで最も重要な準備は、データのバックアップです。これらの作業を行うと、基本的に C ドライブ (Windows がインストールされているドライブ) のデータは全て消去されます。必要なデータが消えてしまわないように、必ず事前にバックアップを行いましょう。- バックアップ対象
- 個人ファイル
ドキュメント、写真、動画、音楽ファイルなど。 - デスクトップ
- ダウンロードフォルダ
- ブラウザのお気に入り/ブックマーク
- メール
- その他
ゲームのセーブデータ、自作のプログラム、設定ファイルなど、必要なデータは全てバックアップ。
- 個人ファイル
- バックアップ方法
- 外付け HDD/SSD
最も一般的な方法です。大容量のデータも手軽にバックアップできます。 - USB メモリ
比較的少量のデータや、設定ファイルなどのバックアップに適しています。 - DVD/BD
大量のデータをバックアップできますが、書き込みに時間がかかる場合があります。 - クラウドストレージ
オンラインストレージサービス (OneDrive, Google ドライブ, Dropbox など) を利用する方法です。手軽にバックアップできますが、容量制限やインターネット環境に依存します。
- 外付け HDD/SSD
- バックアップ対象
- Microsoft アカウント情報
再インストール後にWindows にサインインする際に使用する Microsoft アカウントのメールアドレスとパスワードを準備しておきます。 - 各種アカウント情報
再インストール後に利用する Web サービスやアプリ、SNS、オンラインストレージ、動画配信サービス のアカウント情報(ID、パスワード) を控えておきましょう。 - インストールメディア
再インストール方法によっては、USB インストールメディアや回復ドライブが必要です。事前に作成しておきましょう。 - 周辺機器のドライバー
再インストール後、プリンターやグラフィックボードなどのドライバーが必要になる場合があります。メーカーの Web サイトからダウンロードできるように準備しておくとスムーズです。
Windows11の初期化・再インストール前の注意点3つ
下記ではWindows11の初期化・再インストール前の注意点3つを解説します。
- 時間に余裕をもって行う
初期化・再インストールには時間がかかる場合があります。時間に余裕のある時に行いましょう。 - ノートパソコンを充電しておく
ノート PC の場合は、AC アダプターを接続して電源を確保しておきましょう。 - 中断しない
初期化・再インストール作業は、途中で中断しないように注意してください。
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【目的別】Windows11の初期化・再インストールに最適な方法の選び方【6つのケース】
目的別のwindows11の初期化・再インストールに最適な方法の選び方について、おもに下記のように6つのケースに分類されます。
- 破損したシステムコンポーネントによるOSの不具合の場合
- 個人用ファイルを保持する場合
- 工場出荷時に戻す場合
- すべて削除する場合
- Windows11のパソコンを売却・譲渡・処分する場合
- Windows11のログインパスワードを忘れた場合
1. 破損したシステムコンポーネントによるOSの不具合の場合
長い期間Windows11を利用していると、パフォーマンス低下や不具合の頻発など、OSのシステムコンポーネントの破損が原因と考えられる場合の初期化・再インストール方法です。
ソフト・アプリ、ファイル、設定は保存されます。
2. 個人用ファイルを保持する場合
個人用ファイルを保持したい場合です。
- 「1. Windows11の「設定」→「システム」→「回復」からの初期化・再インストールする方法」
- 「2. Windows11起動中の「オプションの選択」画面から「トラブルシューティング」→「このPCを初期状態に戻す」で初期化・再インストールする
- 「3. Windows11のインストールメディアを作成して初期化・再インストールする方法」
(Windows11が起動しない場合)
3. 工場出荷時に戻す場合
工場出荷時にインストールされていなかったソフト・アプリを削除し、工場出荷時の状態に戻す場合です。
(Windows11が起動しない場合)
4. すべて削除する場合
個人用ファイル、アプリ、設定すべてを削除します。
ドライブのクリーニング(PC売却・譲渡時に最適)を選択可能。
- 「1. Windows11の「設定」→「システム」→「回復」からの初期化・再インストールする方法」
- 「2. Windows11の「オプションの選択」画面から「トラブルシューティング」→「このPCを初期状態に戻す」」
- 「3. Windows11のインストールメディアを作成して初期化・再インストールする方法」
- 「6. Windows11をクリーンインストールする」
(Windows11が起動しない場合)
- 「4. Winidows11が起動しない場合の「自動修復」からの初期化・再インストール」
- 「5. Windows11が起動しない場合の「回復ドライブ」からの初期化・再インストール」
- 「6. Windows11をクリーンインストールする」
5. Windows11のパソコンを売却・譲渡・処分する場合
Windows11のパソコンを売る場合の初期化・再インストールの場合は、復元されないように、個人用ファイル、アプリ、設定すべてを完全に削除します。
初期化・再インストールの手順の途中で「ドライブのクリーニング」(PC売却・譲渡時に最適)を選択して、個人情報や企業の機密情報が復元されないようにします。
Windows11のパソコンを処分や譲渡、売却する場合に個人データを復元できないように消去する方法は下記のように4通りあります。
- 「1. Windows11の「設定」→「システム」→「回復」からの初期化・再インストールする方法」
- 「2. Windows11の「オプションの選択」画面から「トラブルシューティング」→「このPCを初期状態に戻す」」
- 「3. Windows11のインストールメディアを作成して初期化・再インストールする方法」
(Windows11が起動しない場合)
6. Windows11のログインパスワードを忘れた場合
Windows11のログインパスワードを忘れた場合は、まず、下記のように初期化・再インストール以外の方法を参考にして試されることをおすすめします。

Windows11のログインパスワードを忘れた場合の初期化・再インストール方法は下記のとおりです。
個人用ファイル、アプリ、設定すべてを削除します。
下記の4通りあります。
- 「1. Windows11の「設定」→「システム」→「回復」からの初期化・再インストールする方法」
- 「2. Windows11の「オプションの選択」画面から「トラブルシューティング」→「このPCを初期状態に戻す」」
- 「3. Windows11のインストールメディアを作成して初期化・再インストールする方法」
- 「6. Windows11をクリーンインストールする」
(Windows11が起動しない場合)
- 「4. Winidows11が起動しない場合の「自動修復」からの初期化・再インストール」
- 「5. Windows11が起動しない場合の「回復ドライブ」からの初期化・再インストール」
- 「6. Windows11をクリーンインストールする」
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Windows11の初期化・再インストールの方法6つ
Windows11を初期化・再インストールする4つの方法について、手順をわかりやすく図解で解説します。
- Windows11の「設定」→「システム」→「回復」からの初期化・再インストールする方法
- Windows11の「オプションの選択」画面から「トラブルシューティング」→「このPCを初期状態に戻す」
- Windows11のインストールメディアを作成して初期化・再インストールする方法
- Winidows11が起動しない場合の「自動修復」からの初期化・再インストール
- Windows11が起動しない場合の「回復ドライブ」からの初期化・再インストール
- Windows11をクリーンインストールする
図解で解説します。
1. Windows11の「設定」→「システム」→「回復」からの初期化・再インストールする方法
「Win」+「I(アイ)」キーを同時に押して「設定」を表示します。
①の「システム」をクリックします。
②「回復」をクリックします。
「Windows Updateで問題を解決する」から初期化・再インストール
システムコンポーネント破損修正のために最適な再インストール方法で、アプリ、ファイル、設定は保存されます。
- 「Windows Updateで問題を解決する」の「今すぐ再インストール」をクリックします。
- 「OK」をクリックします。
「このPCをリセット」から初期化・再インストール
「このPCをリセット」からの初期化・再インストール下記のような2つのケースに対応できます。
- 「個人用ファイルを保持」の場合
- このPCに最初から付属しているアプリと設定を復元し、新たにインストールされたアプリを削除しますが、個人用ファイルは保持(工場出荷時に戻す)
- すべてのアプリと設定を削除し、個人用ファイルは保持
- 「すべて削除する」の場合
- 個人データ、設定、アプリがすべて削除されます。
- PC売却・譲渡時に最適なデータが復元できないように、完全に消去できるドライブのクリーニングを行います(個人データ、設定、アプリがすべて削除されます)
それでは下記で手順を解説します。
- 「このPCをリセット」の「PCをリセットする」をクリックします。
「個人用ファイルを保持」する場合
「個人用ファイルを保持」する場合は下記の2つのケースに対応できます。
- このPCに最初から付属しているアプリと設定を復元し、新たにインストールされたアプリを削除しますが、個人用ファイルは保持(工場出荷時に戻す)
- すべてのアプリと設定を削除し、個人用ファイルは保持
「個人用ファイルを保持する」をクリックします。
<クラウドからWindows11をダウンロードして再インストールする場合>
- 「クラウドからダウンロード」をクリックします。
- 下記の2つの設定を変更する場合は①をクリックします。
- このPCに最初から付属しているアプリと設定を復元【する】or【しない】
「アプリと設定を復元する」は「工場出荷時に戻す」と同じことです。 - Windowsをダウンロード【して】or【しないで】再インストール
②「次へ」をクリックします。
- このPCに最初から付属しているアプリと設定を復元【する】or【しない】
- 「リセット」をクリックします。
<現在のパソコンからWindows11を再インストールする場合>
- 「ローカル再インストール」をクリックします。
- 下記の2つの設定を変更する場合は①をクリックします。
- このPCに最初から付属しているアプリと設定を復元【する】or【しない】
「アプリと設定を復元する」は「工場出荷時に戻す」と同じことです。 - Windowsをダウンロード【して】or【しないで】再インストール
②「次へ」をクリックします。
- このPCに最初から付属しているアプリと設定を復元【する】or【しない】
- 「リセット」をクリックします。
「すべて削除する」場合
個人用ファイル、アプリ、設定すべてを削除します。
PC売却・譲渡時に最適なデータが復元できないように、完全に消去できるドライブのクリーニングも選択できます。
「すべて削除する」をクリックします。
<クラウドからWindows11をダウンロードして再インストールする場合>
- 赤枠内「クラウドからダウンロード」をクリックします。
- 下記の2つの設定を変更する場合は①をクリックします。
- ドライブのクリーニングを実行【する】or【しない】
ドライブのクリーニングを実行すると処理に時間はかかりますが、データが復元できないように完全に消去できます。(PC売却・譲渡時に最適) - Windowsをダウンロード【して】or【しないで】再インストール
- ドライブのクリーニングを実行【する】or【しない】
- ②「次へ」をクリックします。
- 赤枠内「リセット」をクリックします。
<現在のパソコンからWindows11を再インストールする場合>
- 赤枠内「ローカル再インストール」をクリックします。
- 下記の2つの設定を変更する場合は①をクリックします。
- ドライブのクリーニングを実行【する】or【しない】
ドライブのクリーニングを実行すると処理に時間はかかりますが、データが復元できないように完全に消去できます。(PC売却・譲渡時に最適) - Windowsをダウンロード【して】or【しないで】再インストール
- ドライブのクリーニングを実行【する】or【しない】
- ②「次へ」をクリックします。
- 赤枠内「リセット」をクリックします。
2. Windows11起動中の「オプションの選択」画面から「トラブルシューティング」→「このPCを初期状態に戻す」で初期化・再インストールする
Windows11起動中に表示される「オプションの選択」画面から下記のような2つのケースに対応できます。
- 「個人用ファイルを保持」の場合
- すべてのアプリと設定を削除し、個人用ファイルは保持
- 「すべて削除する」の場合
- 個人データ、設定、アプリがすべて削除されます。
- PC売却・譲渡時に最適なデータが復元できないように、完全に消去できるドライブのクリーニングを行います(個人データ、設定、アプリがすべて削除されます)
それでは下記で手順を解説します。
- 「トラブルシューティング」をクリックします。
- 「このPCを初期状態に戻す」をクリックします。
「個人用ファイルを保持する」場合
-
- 個人用ファイルを保持したい場合は、「個人用ファイルを保持する」をクリックします
- 「クラウドのダウンロード」か「ローカル再インストール」をクリックします。(メディアインストールの場合は「ローカル再インストール」をおすすめします)
- 「初期状態に戻す」をクリックします。
- 個人用ファイルを保持したい場合は、「個人用ファイルを保持する」をクリックします
「すべて削除する」場合
- 個人用ファイルやアプリ、設定をすべて削除したい場合は、「すべて削除する」をクリックします。
- 「クラウドのダウンロード」か「ローカル再インストール」を選んでクリックします。(メディアインストールの場合は「ローカル再インストール」をおすすめします)
- 下記の2つから選択します。
- 「ファイルの削除のみ行う」
- 「ドライブを完全にクリーンアップする」
PCを売却・譲渡・リサイクルする場合に選択します。
- 「初期状態に戻す」をクリックします。
3. Windows11のインストールメディアを作成して初期化・再インストールする方法
まず、下記のページの内容にしたがってWindows11用のインストールメディアを作成します。

下記のどちらかの方法でWindows11のインストールメディアから初期化・再インストールを行います。
- パソコンに接続したWindows11インストールメディア(USBメモリやDVDなど)から起動する
- 「設定」→「システム」→「回復」→「PCの起動をカスタマイズする」→Windows11のインストールメディアをパソコンに接続して「今すぐ再起動」をクリックする
手順は「2. Windows11の「オプションの選択」画面から「トラブルシューティング」→「このPCを初期状態に戻す」で初期化・再インストールする」と同じです。
4. Windows11が起動しない場合の「自動修復」からの初期化・再インストール
手順は「2. Windows11の「オプションの選択」画面から「トラブルシューティング」→「このPCを初期状態に戻す」で初期化・再インストールする」と同じです。
5. Windows11が起動しない場合の「回復ドライブ」からの初期化・再インストール
詳細や手順は下記を参考にしてください。

6. Windows11をクリーンインストールする
詳細や手順は下記を参考にしてください。(Windows10の方法ですが、似ているので参考になります。)

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Windows11を初期化・再インストールする際のQ&A
下記ではWindows11を初期化・再インストールする際のQ&Aを解説します。
Q1. Windows11の初期化・再インストールができない
Windows 11 の初期化・再インストールができない主な原因と解決策
- インストールメディアが原因の場合
USB メモリや DVD への書き込みエラー、メディア自体の不良などが考えられます。
症状:インストールメディアから起動しない、インストール中にエラーが発生する。
解決策:インストールメディアの再作成- Microsoft 提供の メディア作成ツール を使用して、USB メモリまたは DVD に再度インストールメディアを作成します。
- 別の USB メモリや DVD を試してみるのも有効です。
- ハードウェアが原因の場合
HDD・SSD の故障、メモリ (RAM) の不具合、マザーボードの故障などが考えられます。
症状:インストール中にフリーズする、ブルースクリーンエラーが発生する、PC が起動しない。
解決策1:ハードウェア診断の実行- メーカー提供の診断ツール (BIOS/UEFI に内蔵されている場合や、起動可能な診断メディアが提供されている場合があります) を利用して、HDD/SSD、メモリ、CPU などのハードウェア診断を実行します。
- 診断結果でエラーが検出された場合は、該当するハードウェアの交換や修理が必要です。
解決策2 : 最小構成でのインストール
- PC に接続されている周辺機器 (USB デバイス、グラフィックボードなど) を必要最小限 (キーボード、マウス、モニターのみ) にします。
- 最小構成で再インストールを試みます。これで改善する場合は、周辺機器との相性問題や電力不足などが考えられます。
- ソフトウェアが原因の場合
システムファイルが破損している、初期化に必要なファイルが欠落している、他のソフトウェアとの競合などが考えられます。
症状:設定アプリからの初期化が途中で止まる、エラーメッセージが表示される。
解決策1:セーフモードでの初期化- PC をセーフモードで起動します。
- セーフモードで起動後、設定アプリから初期化を試みます。
解決策2:クリーンインストール
- 上記の方法で初期化がどうしてもできない場合は、インストールメディアから起動してクリーンインストールを実行します。
(注意点: クリーンインストールを行うと、データは全て消去されます。)
- BIOS/UEFI 設定が原因の場合
BIOSでインストールメディアから起動されるように、適切な起動ドライブの設定されていない。
症状:インストールメディアから起動しない
解決策 : 起動順序 (ブート順) の確認と変更- PC 起動時に BIOS/UEFI 設定画面に入ります。(メーカーによってキーが異なります。例: Delete, F2, F12, Esc キーなど。起動時の画面に表示されることが多いです。)
- 「Boot」か「起動順序」、「Startup」といった項目を探し、インストールメディア (USB メモリまたは DVD ドライブ) が最初に起動するように設定を変更します。
- 設定変更後、保存して再起動します。
Q2. Windows11の初期化・再インストールにかかる時間は?
PC のスペックや選択するオプション、インストール方法によって大きく異なりますが、一般的には 30 分~数時間程度かかることが多いです。
クリーンインストールやデータを復元できないようにディスククリーニングを行う場合は、比較的時間がかかります。
Q3. メーカー製 PC の工場出荷時の状態に戻す方法 (リカバリー) は?
メーカーによってリカバリー方法は異なります。
PC の取扱説明書やメーカーのサポートページで、お使いの PC のリカバリー方法を確認してください。
一般的には、PC 起動時に特定のキー (例: F11, F12, Assist ボタンなど) を押すことでリカバリーメニューが起動します。
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Windows11用パソコンの初期化後にやること7つ
Windows11用パソコンの初期化後にやること7つを下記で説明します。
- インターネット接続
Wi-Fi 設定などを行い、インターネットに接続します。 - Windows Update
最新の更新プログラムを適用し、Windows11 を最新の状態にします。 - デバイスドライバーのインストール
デバイスマネージャーを確認し、不足しているドライバーをインストールします (特にグラフィックボード、オーディオ、ネットワークアダプターなど)。 - データ復元
バックアップしておいたデータを PC に復元します。 - アプリの再インストール
必要なアプリケーションを再インストールします。 - 各種設定
Windows の設定 (ディスプレイ、サウンド、個人設定など) を必要に応じて調整します。 - セキュリティ対策
セキュリティ設定を確認します。
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まとめ|目的最適な初期化・再インストール方法を選ぼう!
Windows11の初期化・再インストール方法は複数あるのでどの方法が最適かわかりにくいですよね。
この記事で解説しているWindows11の初期化・再インストールの目的別6つのケースから選ぶと、スムーズに迷わずに実行できるでしょう。
初期化・再インストールの前に、万が一に備えてデータのバックアップと行っておきましょう。