パソコンを長く使っていると、動作スピードが遅くなったり、動きが不安定になったりと色々な問題が出てきますよね。みなさんも経験があるのでは?
そういったトラブルを防ぐには普段からCドライブをキレイに整理しておくことが大切です。パソコンのCドライブには主に「システム関連のデータ」が詰まっているので、このドライブのメンテナンスはそのままパフォーマンスに直結します。
最近パソコンの調子がおかしいという方はこれから紹介する8つの施策をためして、Cドライブの空き容量を増やしてあげましょう。きっとパソコンの動作が速くなりますよ。
8つ目の方法はお金がかかりますが一番効果があります。7つ目までの方法を試しても効果が薄い場合は8つ目の方法を試してみるとよいかもしれません。
デスクトップを整理する
デスクトップ画面いっぱいにファイルや使わないショートカットを置きまくっていませんか?デスクトップはファイルの置き場所ではありません。本当に必要なモノだけを残してあとは他の場所に移動するか、削除してデスクトップ画面はキレイにしてください。
<ファイルを置きまくっているデスクトップ画面>
<理想的なデスクトップ画面>
ゴミ箱の中を削除する
ゴミ箱にファイルを捨てたまま放置していると、いつの間にかゴミ箱内のファイスサイズが数G(ギガ)になっている…なんて事もあります。本当に不要なファイルでしたら、さっさと削除してしまいましょう。
ゴミ箱の上で「右クリック」→「ゴミ箱を空にする」で完全に削除されます。
不要なアプリケーションを削除する
昔インストールしたものの、今は使っていないソフト(アプリケーション)ってありませんか?もしそういったソフトがあるならデータを完全に削除してしまいましょう。また、自分がインストールした覚えのないソフトに関しても同様に削除してください。
削除方法
「スタートメニュー」→「コントロールパネル」→「プログラムと機能」を選択。
削除するプログラムを選択して「右クリック」→「アンインストール」
※注意: Windows updateのプログラムファイルなど、システムにとって重要なファイルは消さないように注意してください。
ディスククリーンアップを行う
パソコンに詳しい人ならご存知かもしれませんが、Windowsにはハードディスク内の不要なファイルをまとめて削除してくれる「ディスククリーンアップ」という機能が標準搭載されています。知らなかった人は便利な機能なので是非使ってください。
ディスククリーンアップの使い方
スタートメニューから「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」→「ディスククリーンアップ」と選択。クリーンアップを実行するドライブを指定してくださいというポップアップが表示されるので「C:ドライブ」を選択し「OK」を押してください。
計算が終わるまで待ちます。
すると下記画面が表示されるので、「システムファイルのクリーンアップ」を押します。今回もクリーンアップを実行するドライブはC:ドライブを選択してください。
また、しばらく待つと下記画面が表示されます。削除するファイルの項目すべてにチェックをしてください。
最後に「OK」ボタンを押して削除を実行します。
削除が終わるまで時間がかかることがあります。削除が完全に終わるまで待ってください。
復元ポイントを削除する
Windowsには復元ポイントというデータが保存されています。復元とは、ある時期までWindowsの設定を戻す機能です。その復元ポイントがいくつもあり、そのポイントごとにデータを保存していますが、最新のデータ以外はほぼ必要ないので削除してC:ドライブの空き容量を確保します。
最新の復元ポイント以外を削除する方法
先程のディスククリーンアップ手順の「システムファイルのクリーンアップ」ボタンを押す所までは同じです。
ディスククリーンアップの画面になったら、「詳細オプション」タブを選択して、システムの復元とシャドウコピーの「クリーンアップ」を押します。
下記画面が表示されるので「削除」で実行します。
仮想メモリー機能をOFFに設定する
仮想メモリーとは、物理的なメモリー(実際にパソコンに搭載されているメモリー)が足りない場合、Windowsがハードディスクを利用して仮のメモリー領域を作り補う機能のことです。実際にメモリーが足りていない時は有効ですが、メモリー容量が十分あるにもかかわらず、仮想メモリーが設定されている場合が多いので、設定をOFFにしておきましょう。
仮想メモリー機能をOFFにする方法
最初に自分のパソコンのメモリー容量を確認してください。スタートメニューから「コンピューター」→「右クリック」→「プロパティ」でパソコンの詳細画面が表示されます。Windows7で2Gの場合はOFFにしない方がいいです。4GあればOFFにしても問題ありません。
設定方法ですが、スタートメニューから「コントロールパネル」→「システム」→「システムの詳細設定」と選択してください。システムのプロパティ画面が表示されたら、「詳細設定」タブの「設定」をクリックしてください。
パフォーマンスオプション画面が開くので、「詳細設定」タブの仮想メモリーの「変更」をクリックします。
すると、仮想メモリー設定画面が表示されます。画面上「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを外して、「ページングファイルなし」を選択し、最後に「設定」ボタンを押します。
確認画面が出るので「はい」で実行。最後にパソコンを再起動すれば適用されます。
システム以外のデータをDドライブに移動する
最後は、CドライブにあるWordやExcel、その他画像ファイルや音楽データなど、システムに関係ないファイルはDドライブに移動します。Cドライブにはそういったファイルは保存しないようにしましょう。
Cドライブをデフラグする
時間がある時でいいので、Cドライブをデフラグしておくことをオススメします。デフラグとは、簡単にいうと、HDD内の散らかったデータを使いやすく整理整頓することです。デフラグ専用のソフトもありますが、Windowsにはデフラグ機能も搭載されているので、こちらでいいと思います。
スタートメニューから「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」→「ディスクデフラグツール」を選択。
Cドライブを選択し、「ディスクの最適化」でデフラグがスタートします。
デフラグは時間がかかるので、お昼休み前や、1〜2時間外出する前などに仕掛けておくのがベストです。また、ハードディスクに負荷をかけるので、頻繁にデフラグをやらないように注意してください。回数的には年に2〜3回で十分です。
より大容量のHDDやSSDに換装(入れ替え)する
より大容量のHDDやSSDに換装(入れ替え)すると当然ながら容量が大きくなります。HDDを使っている場合はSSDに変えると速度も非常に早くなります。データをそのまま移行するバックアップソフトやツールが各社から発売されていますのでこれらを使うと簡単に換装することが可能です。パソコンなしでデータコピー・クローン出来る機能がついている玄人志向 HDDスタンド USB3.0接続 KURO-DACHI/CLONE/U3 パソコンなしでHDDのまるごとコピー機能付きなどの機器がおすすめです。
具体的な入れ替え方法については以下の記事をご参考ください。HDDの場合もSSDの場合も換装方法は基本的に同じです。

Cドライブの空き容量を増やす8つの方法のまとめ
いかがでしたでしょうか。いずれの方法も難しくて対応が難しいということであれば弊社でサポートが可能です。お気軽にお問い合わせください。
とはいえ寿命が近いこともあります
あまりに古すぎるパソコンのパーツは劣化して故障しやすくなり、また最新のPCにとても性能が及ばなくなります。買い替えの検討もされている方は以下の記事もご参考ください。

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