パソコンを新しく買い替えすると、それまで使っていたパソコンのデータを引っ越したくなりますよね。デスクトップやお気に入り、その他のデータも全てがそのまま新しいパソコンに設定できたらこんなに嬉しいことはありません。本日はその方法をお教えいたします。
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丸ごとデータ移行に使える便利なコピーツール
データを移行する時にはもちろん「コピー&ペースト」で外付けHDDやUSBメモリにデータをコピーすればよいのですがデータが多い場合はデータコピーソフトを使ったほうが速いです。Windowsの標準の「コピー&ペースト」を使うよりも約半分の時間でコピーが完了します。Fastcopyに関しましては別記事でまとめましたので以下の記事もご参考ください。
また外付けHDDやUSBメモリはUSB3.0以上に対応したものをご利用ください。古いものや安いものですとUSB2.0の規格しか満たしていないものがまだあります。パソコン側の端子もUSB3.0以上に対応していなくてはいけません。
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引っ越しするべきデータ
古いパソコンから新しいパソコンへどのデータを移動すればいいのか、まずはそこからチェックしていきます。データを保存する外付けのHDDを用意してください。データをコピーする時はフォルダごとに分けて保存しましょう。
デスクトップのデータ(アイコン)
デスクトップのデータは「コンピューター」→「C:ドライブ」→「ユーザー」→「ご自分のユーザー名」→「デスクトップ」にあります。このフォルダ内のデータを全部コピーして外付けのHDDなどに保存してください。移行先のパソコンの「デスクトップ」フォルダにデータを移動させれば完了です。
その他の必要なデータ
C:ドライブ内の「ドキュメント」「ピクチャ」「ビデオ」「ミュージック」「ダウンロード」フォルダも確認してください。必要なデータはコピーしておきましょう。また、D:ドライブやその他のドライブ内にデータがある場合はそちらもコピーしておきましょう。
もしOneDrive、Dropbox、Google Driveなどのクラウドストレージを使っている場合は同期を取っているフォルダのデータはコピーしなくても大丈夫です。新しいパソコンで同じアカウントでログインすれば自動的にデータをダウンロードしてくれます。
お気に入りデータ
ブラウザーのお気に入りデータは絶対に外せませんよね。みなさんがどのブラウザーを使っているかによってデータの取り出し方は変わりますが、大体は設定からお気に入りデータの「エクスポート」というのがあるので、そちらからデータを取り出してください。
ちなみに、データを取り出すことを「エクスポート」、データを入れることを「インポート」といいます。
Internet Explorer(IE)
2022年6月にサポート期限を迎えます。マイクロソフト社の新しいブラウザ、Microsoft Edgeへの移行をご検討ください。
官公庁や業務システムを中心にIEにしか対応していないWebサイトがまだ残っていますがEdgeでは「IEモード」と言うIEのように表示させる機能がありますので必要な場合はIEモードを使いましょう。
Google Chrome
Firefox
Safari
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メールデータの移動
Outlookや(Windows7の場合「Windows Live Mail」)を使っている方は、自分のパソコンの中にメールデータが保存されているので、そちらを抜き出して外付けHDDに保存します。新しいパソコンにただデータを移行しただけではメールを読むことは出来ず設定をしなくてはいけません。設定方法も合わせて説明します。
なおGmailやMicrosoft365(Exchange Online)など、Webメールを使っている場合はデータの移行をする必要はありません。
IMAPでメールのやり取りをしている場合もデータの移行をする必要はありません(ただし新しいパソコンで設定は必要です)
メールデータ(受信ボックス、送信ボックス)
Outlook
Windows Live Mail
Windows10以降ではサポートされていませんので他のメーラーに移行ください。Outlookへ移行する方法については以下の記事をご参考ください。
Thunderbird
・Windows10
Thunderbirdの設定やデータをまるごと簡単に別PCに移行する方法
・Windows7
Thunderbirdの移行をwindows7からwindows7でする方法
アドレス帳データ
普段やり取りする情報も新しいパソコンにきちんと移行したいものです。
Outlook
メールデータと一緒に移行されますので意識する必要はありません。移行後にアドレス帳も移行されていることをご確認ください。
なお、メールアドレスの先頭文字を入力すると、候補が表示される機能を「オートコンプリート」と言いますが、残念ながらオートコンプリートを移行することは出来ません。
Windows Live Mail
Outlookへアドレス帳を移行する方法については以下の記事をご参考ください。
Thunderbird
メールアカウント情報
メールアカウント情報がないとメールの送受信ができません。新しいパソコンに移すことが出来ず手動でアカウントを作成し直す必要があるメーラーもあります。
Outlook
Outlook2010以降にはメールアカウントを移行する機能がないので、手動でアカウントを作成し直し直す必要があります。現在使っているアカウント情報を記録しておくと設定する際に便利です。
Windows Live Mail
Windows10以降ではサポートされておりませんので省略
Thunderbird
下記サイトを参考に、現在のアカウント情報を記録(例えばスマホで写真を撮る)して、新しいパソコンの設定画面で同じ情報を入力すれば完了です。
Thunderbirdのメールアカウント設定確認・変更方法
アドオンを使う方法もあります。
Thunderbirdのアカウント情報を簡単にエクスポート・インポートできるアドオン「accountex」
※メールのパスワードを忘れてしまった!という方はこちらのページを参考にしてください。伏字になっているパスワードを簡単に表示させることができます。
署名データ
署名をメモ帳などにコピーして保存し、新しいパソコンのメールソフトの署名に貼り付けて使用してください。
Outlook
Windows Live Mail
Windows10以降ではサポートされておりませんので省略
Thunderbird
メールデータのフォルダごと移行すればその中に署名データも含まれます。
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その他のデータ引っ越し&まとめ
データ(ファイル、画像、音楽、その他)や、メールデータの移行が終われば、あとは現在使っているパソコンと同じアプリケーションをインストールするだけです。その作業が終わればパソコンのデータ移行は終了になります。
デスクトップデータや、お気に入りデータの移動は比較的カンタンに出来ますが、メールの移行はOSやソフトの違いによって複雑になります。よく確認しながら手順通りに行ってください。
データ移行以外に必要な作業や注意点については以下の記事もご参考ください。特に法人利用の場合はキッティング(入れ替え)のために入念な準備が必要になることがよくあります。
ご自身で設定が難しい場合はお気軽にお問い合わせください。対応させていただきます。